ENDING PHASE

◆Ending01◆戦い終わって夜は明けて―――

 アースエレメンタルとの戦いを終え、その先の部屋で四人を待っていたのは「GOAL」という四文字だった。

 はたして、そこで待っていたのは―――。


GM:では、ここからエンディングに入ろう! さて、キミたちがエレメンタルを倒すと、部屋の最奥にあった扉がゆっくりと開き、光が差してくる。

菫:よかったぁ~、うれしい!(笑)

フジヤマ:ああっ、光だわ~あ! “じゅわぁ……” 灰になりました。

GM:なんでだよ!(笑) ともあれ、キミたちは光の中に飛び込んでいき……その、最後の部屋へと立った。―――「GOAL」 部屋を飾るアーチには、そう書かれている。

クロウ:なんだこの演出(笑)。

GM:(笑)。そして、おもむろに響く拍手の音。部屋で四人を待っていたのは、理事長、エレイン先生、ガートルード、そして不機嫌な顔の生徒会長だった(一同爆笑)。

GM:「おめでとうございます、みなさん。……それにしても、ずいぶんとボロボロになったものですねえ?」 きょとんとした表情で、理事長が言った。

菫:苦労したかいがあった!!

フジヤマ:なに言ってるんデスかっ!? 途中でナイトメアモードにしたせいデスよっ!(笑)

菫:そうだ―――っ!(笑)

クロウ:メタルビーストのあたりから、俺たちの運命がだいぶ変わったぜ!?

GM:「……あら? なんのことでしょう?」 彼女は微笑んだまま、疑問を口にした。

クロウ:こ、こいつ……(笑)。

GM:「おかしいですねえ。なんでそんなもののスイッチが入ってしまったのでしょう?」

クロウ:つまり、理事長が意図したことではなかった、ということだな?

GM:「もちろんですとも!」 笑顔で断言した。

フジヤマ:なんでそんなにうさんくさい笑顔なんだっ!(笑)

GM:「フン、僕も知らんな。ナイトメアモード? いったい誰がそんなスイッチを入れるっていうのだ?」

菫:ううー……っ。

クロウ:で、生徒会長さんよ。どうだった? 俺たちは満点だろう?

GM:「……フン、残念だが満点はやれないな」

クロウ:負け惜しみか?

GM:「欲望に目がくらんで地雷を踏んだのは誰だ」

クロウ:く……っ!(笑) 耐えがたい欲望を乗り越え、克服したんだっ!(笑)

菫:で、採点すると何点なんですか?

GM:「まあ、78点―――といったところか」

菫:合格点は?

GM:「………………70点」 生徒会長が悔しげにつぶやいた(一同爆笑)。

菫:ではこれで。外出許可の件……!

GM:「ええ、考えておきましょう」 理事長がうなずきながら笑顔で言った。

クロウ:……。

GM:エレイン先生も拍手しながら褒めてくれるな。「みなさん、よくがんばりました~。先生、担当した生徒がちゃんとビギナーモードを突破してくれて、とてもうれしいです~」

菫:ナイトメアモードだったも―――んっ!!(一同爆笑)

ルイン:メタルビーストのどのあたりがビギナーなのでしょうかね……(笑)。

クロウ:やれやれ、攻略しがいのあるゲームに出会っちまったもんだぜ。

GM:続いて、ガートルードが言葉を加えた。「……? なにか行きちがいがあったみたいね。でも、今は最初の試験をクリアした。それでいいじゃない。報酬も出るし」

菫:そっか! それと拾ったものを売れば、だいぶお金持ちだよっ。

GM:「では、今日はこれで解散とします。なお、みなさんには学生寮に部屋をご用意しました。まずは鋭気を養い、さらなる修練に挑んでください―――ね?」


 こうして、四人の最初の冒険はここに終わりを迎えた。

 その日、四人は泥のように眠り……翌日の朝まで目を覚ますことがなかったという。

 しかし、ただひとり……菫だけは、夢を見た。


 それは、親友のみさとが深い闇の中にどこまでも落ちていく夢。

 絶えず鈴の音が鳴り響き、菫の心を不安に染める。

 はたして、それが意味するものは―――。


『アリアンロッド 2E・リプレイ・ストレンジャーズ~異世界で冒険者になろう~』

第一話「冒険者になるための一〇の知識」

―FIN―

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