詩集「宝石箱」

作者 藤井茉椰

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★★★ Excellent!!!


「ルビーのような瞳」「翡翠の髪」など、表現として使うことは多いですし、誕生石や宝石の不思議な力、石の魔力……石の信仰なども理解できます。
――――なんて、こういう見方をしている時点で、わたしはきちんと読めていないのかもしれません。
すごく向き合い方が難しい作品でした。わたしが詩的作品に慣れていないだけなのかもしれませんが……

でも、個人的な読み方なのですが、「宝石=人」と読んでいくうちに全てがすっと伝わってきたような気がしました。
すごくすごく文章が綺麗で、表現力豊かで、なんていうんだろう……すごく愛情に溢れています。
それは、作者さん自身が豊かで愛情深いからだと思います。
宝石を通しての、人への愛情が。

とても深く、紡ぐ言葉が綺麗で素敵な作品です。

★★★ Excellent!!!

平易な言葉で紡がれた物語たち。
神秘主義に過度に陥らないバランスの良さ。
それでも宝石のもつ霊感のような不思議さが伝わってくる言葉たち。

小分けしてあるので、つまみ読みもOKだし(笑)。いいですね。
あと、勉強にもなります。
アメジストが「酒に酔わない石」なんて云われているの、初めて知りました。この詩集は、私のようなあまり詳しくない方には、ちょっとお洒落で手軽な事典にもなるのではないでしようか。

★★★ Excellent!!!

 古来から人は様々な石に力が宿ると信じて加工して磨いたり身に着けたりしてきました。
 誕生石、心身の不調や上げたい運勢に応じて身に着けるように、まずは気になった石の詩を読んでみてください。
 癒し、希望、活力、様々な力をもらえるはず。

 そこにあなたの心の宝石がある。

★★★ Excellent!!!

多くの人が抱く宝石のイメージは高価であろう。
綺麗――だけど、高い。
でも、それは少しだけ違う。
勿論、手が出ないような宝石もあるけど、それだけが宝石ではない。
というわけで、興味がある方は是非とも宝石を買って欲しい。
宝石を選ぶのに大事なのは一目ぼれである。
それは見た目でなくたっていい。そのことを、この作品は教えてくれる。
名前からでも、逸話からでもいい。自分が惹かれた石を手に入れれば、少しだけ幸せになれるはず。
だって、詞を読むだけでも心は安らぐのだから。

★★★ Excellent!!!

誰かに言ってほしかったこと。
テレビのコメンテーターのように遠くなく。
家族や友人のように近すぎない。
そんな場所から届けられる想い。

石には力が宿っている。
限りなく雑多なその力の、
ほんの一端でさえ、私たちは知り得ない。

でも、この美しい言葉達に包まれた想いは。
きっと、貴方の心を震わせてくれる。

綺麗な言葉で飾った物事に真理は宿る。
でも、だからと言って華やかな言葉が、
他の言葉に比べて上等というわけではない。
単純で、陳腐な言葉には、物事の本質が宿るのです。
あなたはこの言葉達から何を汲むのでしょうか。

想像力を掻き立てる描写を。
脳裏に浮かぶ美しい世界を。
あなたも感じてみませんか?

★★★ Excellent!!!

常用語とされる言葉をあえて選び、丁寧なルビを振る。
読者の想像を阻害するノイズを、出来うる限り排するための心配りが感じられます。
醸成された透き通る空に散りばめられたこの詩は、端的かつ簡潔に、アナタの目に満天の星空を映すことでしょう。
その輝きは十人十色。根源を知ればさらに際立つ。この深みにアナタも没頭してみませんか? ではお疲れ様です。また来ます。

★★★ Excellent!!!

初めてポエムに手を出しました!
誕生石であるエメラルドを読みましたが、これがまたカッコいい!!(笑)
自分のことを誉められてる気分になって(なんでだよ)、テンション上がります!
こういうのって美しさを詩的に描写したものが多いと思っていたのですが、その石の在り方というか、生き様というか、そういうものを生き生きと描いていて
男である自分はこっちの方が好みだなと思いました!
逆に聞いたことのない宝石のやつを読んでから、検索かけてみるのもひとつの楽しみ方かもしれません

★★★ Excellent!!!

きらきら輝く美しい言葉たち。
文字通り宝石のようで美しい。
いえ、この詩は宝石本体をより美しく輝かせる、宝飾の役割かもしれませんね。

私は、小さいころに原石を買ってもらって大事にしていた「アメジスト」から読んでみました。
読んでいるうちに、アメジストの、あの美しい紫色の輝きが、作者様曰くの「紫紺の海」からやってきたのか、波のように頭の中にさぁっと押し寄せてきます。なんだか背筋が伸びるような。そんな気持ち。

他にも自分の誕生石がありましたので、そちらも読ませていただいたりしました。
一気に読んでしまうのももったいないので、ちょっとずつ味わってじっくり咀嚼して読ませていただきたいですね。



これはぜひ紙媒体で読んでみたいと思いましたので、星をみっつです。こういう愛らしい詩集は購入して手元にずっと大事に残しておきたいものです。

★★★ Excellent!!!

昔、鉱物が少しずつ入った箱を大切にしていました。
私は中でも「メノウ」が好きで、特別扱いしていました。

メノウは アゲートという名だったのですね。

大きくなって、自分の誕生石「真珠」には人並みの興味しか持てなくて、
赤い石が好きでした。ガーネット、ルビー。
小さい石しか持ってなかったので、ガーネットの情熱に気付けず、
藤井さんの言葉から別の物語を見つけられました。

オニキスは真っ黒で、私には鬼にキスのイメージ。
地味なのにちょっと怖かったのですが、
守ってくれる存在だと思ったら、愛おしくなってきました。

宝石は、一体幾つあるのでしょう。星の数ほど?

★★★ Excellent!!!

色彩豊かな宝石に宿る魂を、美しい詩で綴っておられます。それぞれの石が持つ意味、個性を余すところなく伝えています。まるで妖精かも、知れない眩い光を放つ透明感を、映し出し衝撃波を、送るように昨日出来なかった事が今日出来たよ、毎日が上出来だよ、と言えるように生きたい明日への宝石箱。オススメです。

★★ Very Good!!

地球という大きな大地から生まれた石。それらが化学反応などによって光を放ち、宝石になる。
それらには「石」ではなく、見かけや印象によって名前がつけられ、人々を魅了し続けている。
そんな石の不思議な魅力を短い文章で伝えている。そんな詩集でした。
私の誕生石は、どんなステキな言葉で表現されるのか、今から楽しみです。