すすむしか

誰にもあげない

私の秘密

木の葉の舟で

そっと水辺に浮かべてみる



たゆたう

穏やかな透明

笑う泡沫

うそだらけ



川底の淀みは見えないことにして



酸素が吸えることだけを利点に

水に帰る理由が足りないと主張する

そうじゃない

もう戻れないんだろ




しあわせと平行に

舵をとる

ねじれの位置




ひとりで

生きる

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