地球はまだ青いか?
「ねえ、月並みだけど、もし無人惑星にいくとしたらさ」
「ちょっと待って、わたしがそこに行ったらそれは無人惑星でなくなるのでは?」
「あるいは」
「人の定義とは?」
「犬猫とも人工知能ともちがう、ヒトとは?」
「ヒューマンとは?」
「わたしたちにもわからないな」
「そうだな」
*
「そろそろ見えてくるはずだよ」
「この前来たのが、何百年前だったっけか」
「いや、正確には1,204年前」
「そっか、もうそんなに経つのか」
「月とかとても懐かしみが深い」
「まだ人、いるかな?」
「じゃあ、賭けをしようか?」
「賭け?」
「地球はまだ青いか?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます