2018年9月
マルチエンディングシステム
貴重な(休日にもかかわらずビジネスの)
お話ありがとうございました
5時間(ドリンクバーを)
楽しく過ごさせていただきました
ですが
残念ながらわたしは
この世界のゲームプレイヤーではありません
だってわたしは生還者
いわば世界の創造者
あるいはそれの破壊神
つまりわたしは特異点なのです
死の境界を知るものなのです
あなたがたがマネーゲームをしているとしたら
そうですね
わたしがプレイしているのは
信用ゲームとでもいいましょうか
あなたがたの人生とは
ルールもクリア条件も違うのです
現にわたしのステータス画面には
お金という概念は表示されません
きっと
お金を払ってでも信用を得たいわたしは
信用を投げ打ってまでお金は要らないからでしょう
死の前にはお金など無力
わたしにとってはどうでもいいパラメタだと
確実に理解できている
それに
本当に大事なものは案外すんなり手に入るもんなんですよ
お金はなくても
毎日ごはんは食べれるし
いくつも夢も叶えてきましたよ
あれ?
あなたがたは人生のトゥルーエンドフラグ
回収し忘れたんですか?
ふふふ
よりハードモードなほうがワクワクするじゃないですか
人生って
ほら
落ち込まないで
きっと
よりよりエンドがあるはずですよ
来世に期待
輪廻転生にワンチャンあるかもです
とにもかくにもわたしは
この商品を買うこともできませんし
誰かを勧誘することもできません
すみません
副業まったく興味ないです
ふふふ
これ以上わたしを怒らせないでくださいね
時間はお金って聞いたことありませんか?
いまもあなたは
わたしの時間を殺し続けているのですよ
このままではそのうち
わたしの信用がわたしを見かねて
あなたを呪い殺しにいきますよ
さあ
あなたの人生は何エンドなんでしょうね?
とってもたのしみですね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます