キラキラ ばいばい

遠い夕陽が眩しくて

どこへいくのか忘れそうになる

もうぜんぶいらないから

思い出す必要はないのかもしれない


見ている世界はきっとおんなじだよね?


覚悟は出来ていた

生まれるずっと前から



繋いだ手

(あたたかい)

投げ出した身体

(さめていく)



水温はやわらかく僕らの熱を奪う



ありがとう

ごめんね

愛してる

未だ現在進行形


そのひとつひとつをあわで閉じ込めて

僕から解放した





キラキラ

ばいばい





意識が遠のく中

僕は光を見ていた

そんな気がした




それでも


さいごのさいごまで

ことばが僕を支配していた


記憶のかけらが海に還るまで

僕は僕のままだった




きみはどうだったのだろう?

一緒だったらよかったのにな

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