★★ Very Good!! 登場「させられた」人物の存在意義を問う一作 ベネ・水代 ある日突然、特別な力を授かった勇者が魔王を倒す。よくある物語に登場「させられた」魔王の視点から、ご都合主義の理不尽さ、薄っぺらにされてしまった存在意義の虚しさを描いた短編と感じました。 短いのでさらっと読めます。物書き諸氏は、読後に「自作のキャラクターたちも同じ事を思っていないだろうか?」と問い直してみると良いかもしれません。 2017年1月4日 07:40
★ Good! なんだろう、この余韻は… 黒羆屋 たとえるなら、星新一の短編集の中の掌編としてあるような、どこか余韻を残す作品。 魔王という存在、それが勇者に倒され、死する時に感じた「違和感」。それをどう読み手が取るかによってごく互換が変わってくるのではないか、と思う作品です。是非一度読んでみる事をお勧めします。 2016年3月16日 14:08