カクテル・バー『J moon』

作者 かがみ透

73

26人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

第10章読了時点でのレビューです。

年の差カップルの恋愛模様と彼の成長物語です。

主役を取り巻く周囲の人々も含めたラブゲーム。
ごく一般的な感覚とは少し異なる恋愛模様。

そんなエピソードもフィクションだからこそ楽しめるし、こっそり覗いてしまっている背徳感も味わえます。

彼はジャズベーシストとして上を目指して頑張っています。
彼女は階段を駆け上がろうとしている彼を応援しています。
いや、階段を駆け上がってくるのを待っているのかな?

演奏シーンなどがとても具体的で、でも少し専門的ですが、
「すごいんだろうな」
「頑張っているんだな」
という彼らの想いは読み取れます。

作者さまの音楽への熱い想いが行間から伝わります。

恋愛がうまくいくかどうかは年の差がいくつかどうかではないと思います。
ふたりのフィーリングや想いの強さに差がないかどうかではないかと思われます。

ストーリー全編から聞こえてくるジャズの調べ。
効果的に出されるカクテル。

主人公奏汰の成長を見守りながら、全く縁のない世界にうっとりと憧れる。

静かな夜にしっとりと読みたい物語です。
できればジャズを聴きながら。
できればカクテルを飲みながら。

まだ完結していませんが、願わくばこの別世界の素敵なストーリーに酔いながらこのお店をあとにしたいです。

奏汰くんと作者さまに期待しております。

★★★ Excellent!!!

カクテルと音楽を軸に、個性あふれる人間たちの様々な恋模様が描かれていきます。

登場人物が一人増えるたびに、次はどんなラブストーリーが始まるのか、年の差がある二人の関係がどう変化していくのか、とますます目が離せません。

カクテルが、キャラの心理や場の雰囲気を描く「アイテム」として効果的に使われているのも、とても印象的です。

★★★ Excellent!!!

音楽主体に物語は展開していますが
作者の目指す方向性は「人間ドラマ」

しかし楽器に対する想いが強いのか
もしかすると作者自身演奏家なのか

密接に関わるアイテム「酒」「楽器」

キャラクター各々の背景設定自体も
非常にユニークで物語にも関係する。

恋愛模様と物語展開が楽しみですね。