本物揃い
「あの、先生。私本当にこの病院で働かせていただけるんですか?」
「ええ、勿論です」
「でも、でも噂は嘘じゃないんです。本当なんです。本当に私が患者さんの荷物の整理をすると、それからすぐにその方は亡くなってしまうんです。前の職場もそれで居られなくなって……!」
「大丈夫、落ち着いてください。ここはね、貴女のような『本物』の方ばかりを集めた特別な場所なんです。だから安心してください。そして荷物の整理に取り掛かってください。なにせ早くうちにご家族を入れたい方が、列をなしてベッドの空きを待っているのですから」
※以上は桜月りま様よりの原案「入院患者様の荷物整理を張り切ってすると、何故か数日内にその患者様が亡くなるんですけど……」を元に創作したものです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます