火傷する
部屋でごろごろ漫画を読みながら、袋入りのポテトチップスをつまんでいた。
新発売とか期間限定とかそういう売り文句に弱くて、太るなとは思いつつ、目新しい味が出るとついつい買って食べてしまう。
まったく困った癖ですねー、なんて人ごとのように考えながら、残り少なくなった袋の中に手を入れる。
すると触れた一枚が、物凄い熱を持っていた。
仰天して手を引っこ抜いて指を見る。真っ赤に火傷して、水膨れになっていた。
おっかなびっくり袋を開いて覗いたが、そこには何の変哲もないスナック菓子があるばかりだ。
爪の先で転がしてみたが、どれも少しも熱くはなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます