毎週土日はお休みする『ドラゴンどんぶらこ』ですが、今週は土曜日、すなわち明日も公開します。理由は区切りが悪いからです。
本日分の更新でマグナス・コルトオーネとの斬り合いが始まるのですが、少し長くなったので、2話に分けてあります。その関係で、続けて読んでいただこうと、明日も公開しますのでよろしくお願いします。
また、『ドラゴンどんぶらこ』ですが、セルフ・レイティングで「性描写あり」が選択されています。のちにその手の描写がありますのでご注意ください。また、運営に叱られたらその部分は削除いたしますので、そちらもご了承ください。
昨日の公開のエピソードでちらりと触れました一刀流の「三重(さんじゅう)」ですが、ユーチューブなどの動画サイトで見られます。ただし、ぼくが見たものすべて、定寸同士の組太刀になっておりました。正しくは、打ち太刀が大太刀です。世の中にはいい加減なものが氾濫しているので、注意が必要です。
作中でも記述しましたが、大太刀は強いです。定寸同士だとこちらの切っ先が制圧している空間内に、なかなか敵は入ってくることができません。が、これが大太刀相手だと、こちらの手の届かない間合いから自在に打ち込んでこられる。しかも、間の中で組み合っても大太刀が強い。
離れては、スナイパー相手に拳銃で挑むようなもの。近づいては、子供が大人相手にレスリングで挑むようなものです。
短い得物で敵の手元につけて勝つというのは幻想です。なぜならば、その手前には必ず、敵が完全有利な絶対領域が展開されており、そこを越えていくのは至難の技だからです。
そしてまた敵は、第一戦でも語りましたが、拳を見せずに守り、そして攻める基礎ができていることでしょう。
すなわち大太刀に勝つには、ある一点しかない。その一点がどこにあるかを知ることが剣術で、一刀流ではその一点こそが切り落としの入る一点というわけですね。
そんな話を作中でどこまで語れるか分かりませんが……。
画像は某博物館で撮影したもの。時間があれば、その話もしたいところですが。
