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『斬太が斬る!』 第132話 おすすめ「どんでん返し」➁映画『スティング』を公開しました

10件のコメント

  • そのエンディングのオチは本作ではなくピアース・ブロスナン主演のTVドラマ『探偵レミントン・スティール』で先に知りました。
    結構パクられているようです。
    眼の前にいる相手の名前をわざと間違えて怒らせるのはジョジョ第3部にもありました。

    音楽が好きです。
    サントラを買いました。
    スコット・ジョップリンのラグタイム。
    合気道の兄弟子も大好きでサントラを頼まれて貸したら大喜び。
    お礼に特注サイズのパーカーをいただきました。

    役者が違います。
    ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード。
    『明日に向かって撃て』の名コンビ。
    前作と較べ、レッドフォードの若々しい演技に驚きました。

    ポール・ニューマンは僕の憧れのスター。
    ハスラーや評決、タワーリング・インフェルノなどは鑑賞済み。
    そして敵役のロバート・ショウなくしてこの傑作は作れなかったはず。

    オチが有名ですが役者、音楽、脚本、制作費すべて半端じゃないです。
    もうしばらくこういう映画、ハリウッドでは無理そうです。
    残念!
  •  あっ! ピアーズ・ブロスナンって、レミントン・スティールだったんですね! 両方知っていたんですが、ぼくの中で=になっていませんでした。

     そして、『スティング』。
     エッセイではネタバレを避けるため伏せさせていただきましたが、本当は「騙す快感」ではなくて、「騙される快感」ですね。
     あまりにも見事に騙されたとき、人は思わず笑ってしまうもの。「やられた!」と思って、逆に楽しくなります。
     ただ、ぼくは『スティング』の場合、プロットの上で観客を裏切るタイプのどんでん返しではなく、まったくフェアに正々堂々と「騙して」いると思っています。そこがもう秀逸であろうと。

     ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンのほどよく軽い洒脱な演技が素晴らしいです。何度も観るのですが、観るたびに彼らに騙され、感心するんです。
    「ほんと毎回、みごとに騙すなぁ(ぼくのことを)」と。

     音楽に関しては、ぼくは詳しくないのですが、一時期は電話の保留音というとスティングばかりで、映画を知らない世代も、保留音として知っていた、なんてことがありました。もったいない!

     そして、結構パクられていますね。最近では、『コンフィデンスマンJP』の一話で使われて、「映画と同じなのに騙されたね」なんてセリフが入ってました。
     また、昔のアメリカのドラマでは、コン・ゲームの回って結構ありましたよね。『チャーリーズ・エンジェル』では定期的にやってました。

     本屋でバイトしていたころ、『スティング』をしらない奴ら集めて上映会やって、視聴後ジョジョ大好きの男が「ジョジョにおんなじシーンがあって、名前わざと間違えるなんて荒木飛呂彦すげーっと思ったけど映画のパクリだったんですね!」と笑ってました。

    「うん。あとウィスキーなみなみ注いだグラスにコイン入れるのは、『さらば友よ』のバクリね」
     と答えておきました。
     おっと、パクリは言葉が悪いですね。オマージュです。


     ぼくも一度作中でコン・ゲームを描いたときはキャラクターに、ちゃんと相手の名前、わざと間違えて呼ばせていましたよ。


     と、語れば長い『スティング』の話ですが、機会があればまたそのときに。

     コメント、ありがとうございました。

  • すいませーーん。ここに書くべきではないのでしょうが、ここしか書くところなかったので。

    ハニーの暗喩ってどれのことですか?
    私、暗喩しこむの好きでいろいろしこんでたら、自分でどれがどれかわかんなくなって……ただのあほです。

    はちみつの黄金色とかじゃないですよね。
    「お腹がへって、力が出ないって顔。」=アンパンマンでパンのとこでもないですよね。

    どこですかーーー
  •  え?

    お預けを食ったワンコは、首をかしげる。


     の部分をぼくは言ったつもりですが。


     こういう軽い小説で使うのは、カクヨムでは珍しいと感じたんですが。
  • あっ、ここですか。
    結構こういう感じの表現、よく使いますわたし……

    そういえば、みなさん暗喩ってされませんね。ネット小説はわかりやすさが身上ですからね。
    でも、ちょっと男子をワンコにたとえて表現すると、かわいくなるじゃないですか。
    しかし、比喩も多様するとうざいので、バランスが難しいです。
  •  まさに、昨今流行りのノベル。マンガ的でアニメ的、ゲームの世界の物語とか書いちゃうような小説では、ビジュアル性が問われます。で、そんな流行りのノベルと暗喩は、相性が悪いです。

     お預けを食ったワンコが首を傾げる場面で、キャラを犬にするわけにはいかない。暗喩は本来、小説(少なくとも昨今のノベル)とは相性が悪いと思うんです。そこを文芸的に書くのは難易度高いですよね。が、これが使えれば、文章表現の幅が広がるのは事実です。

     が、やはり暗喩の使いどころは少ないと思います。暗喩が多いと、それだけ画が浮かびにくくなりますからね。
  • 雲江さま、再びお邪魔します。
    波里久です。
    この度は拙作に鋭いレビューと星をありがとうございます。
    仰るとおり、僕の好きなモノをすべてぶち込みました。
    つまりプロレス、格闘技、オカルト的な世界観、女子にも女教師にも負けない男の子、男子同士の友情、可愛い女の子を危機から救う場面、悪い大人に躊躇なく武器を使う思い切りの良さ、などなど。
    僕の頭の中は大体は以上の要素で出来ていると言っても良いでしょう。

    雲江さまにはすっかり見抜かれてしまいました。
    苦労はしたけど、今までで一番楽しく書けました。
    しかし僕としてはこの作品を図書室に是非置いていただきたい、などと無謀な夢を持っています。

    次回作はこれの続編か、ダメ人間の日常か、喜劇を書いてみたいとボンヤリと考えています。
    本当は津本陽のような武張った作品が書きたいのですが力不足もいいところです。

    あらためて、フォロー、応援コメント、星、レビューをありがとうございました。
    ではこれで失礼いたします。
  •  これはこれは、波里さん、わざわざ、ありがとうございます。

     図書室に置かれるといいですね。子供たちがギャハハハハと笑う声が聞こえそうです。そのためには、書籍化され、のちに子供たちの間で大ヒット! 反対する大人たちを黙らせて予算をださせる。などなど越えなければならないハードルがたくさんありますが、やはり夢は大きく持ちたいものです。

     次回作が続編、……はいいとして、ダメ人間の日常はもしかするとかなりリアルな物が書けそうですね。案外そんなところに、財宝は眠っているかも知れません。なにしろ、カクヨムで書くのは自由ですからね。

     津本陽ばりの武張った作品。挑戦してみてはいかがでしょうか。
     津本陽さんは、筆は立つけれど、剣術はド下手でした。そして、武術の小説には、流麗な筆致は不要だと思います。いっそ不器用くらいな文体が凄みがあっていいのではないでしょうか。

     うーん、でも、時代の流れは、やっぱダメ人間の日常かもしれません(笑)

     いずれにしろ、上手な人が売れるかというと、そんなことないですからね。そして、どこに財宝が埋まっているのか分からないので現代。

     時代に穴を開けるような突飛な次回作、期待しております。
  • レビューありがとうございます。
    毎回素敵な文章+読みたくなる内容を書いてもらってうれしいです。

    そして、雲江さんもホラーに参戦ですね。待ってました。
    でも、すっごく怖そう……

    完結したらまとめて読みます!

    「通学路の千本桜」は書き直したの読んでもらったでしょうか?
    あれでだいぶ、わかりやすくなりました?
  •  現段階でラストだけ読みなおして書いたレビューです。大枠で何かが大きく違うわけでもないので、そのまま書いてます。

     分かりやすさは、大きくは違わないのではないでしょうか。ただ、ホラーって、はっきり分からない方が怖いですからね。
     どちらにしろ、中学生には分かりづらいと思います。高校生は分かると思うけど。あのあたりの機微は難しいと思います。なにをどう、恐怖として描くのかが重要なのでしょうか。ぼくもホラーはほぼ書かないので偉そうに言い切れませんが。
     
     この辺りはもう、文筆というより企画演出の範疇ですね。描写とはまた別のセンスでしょうか。
     ただ1点、ハッピーエンドはホラーではないには、全くもって同意いたします。
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