上原 友里@男装メガネっ子元帥

見ないと楽しませないよ系の広告は萎えますよね。５秒でスキップだとすぐにスキップですよ。カクヨムがそう言うシステムを採用しませんようにと願うばかりです。

新聞社の有料記事とかだと、ある程度読んで、いいところで、続きは有料ですwみたいな。

そのパターンがいいのかなって

https://jp.wsj.com/articles/SB11636501267260693432204585309662159959590

この記事を読むに、ジョブズが言ったであろう、「見せられるまで何が欲しいかわからない」という言葉が、たぶん小説にも当てはまるんだろうと思う。

カクヨムは検索がクソであるとかなんとかいろいろ5ちゃんで言われてるのを見るに、書き手個人ではなく、カクヨムが会社として、利益を出そうと考えるのなら、

タグ、あるいはサブカテゴリ、あるいは複数カテゴリの絞り込みによる検索をきちんとできるようにする、というのが一番の筆頭にくるんではないかなと思う。

ランキングのトップは、サイトそのものの集客さえあれば無条件でアクセスされる。そこに広告があればみんな見るし、小説を読めば広告が表示されるだろう。

ところで、100万pvのサイトが稼ぎ出すpvのほとんどはランキング上位100位以内のものだろう。

実際の作品数が5万作、500万ページぐらいあるとしよう。
上位100位までの100万ページだけが収益化されたとする。
残りの400万ページは、まったくアクセスされもせず、ないものとして扱われるとする。


上位の100万ページは、サイトユーザーが増えるにつれて、比例して増えるだろう。それは無条件に見られるものだからだ。いちいち検索しなくても見られる作品はトップ100だけである。実際は違うかもしれないけど、まあ、似たようなもんだと思う。
だが、これは、サイトユーザーが増えなければ増えていかない数字。
いわば月会費みたいなものだ。


前回のトリチーム、カタリチームのpvの差を見ればわかるように、いくら作品数にして10倍あろうとも、pvは10分の1ぐらいしかないんである。なぜか。

導線がないからである。探しようがないからである。よって誰にも知られない作品だからである。まあ多すぎると選べないっていうのも一因ではあるよね。

有名で、人気ジャンルで、その中でも人気があって、面白そうな作品から読まれるのは当たり前で、それを読む人間はサイトのトップにくる人間に比例する。
でも、そこから奥のジャングルには、導線の壁があって先に進めない。

この進めない現象があるかぎり、ロングテールは発生し得ないんである。
サブカテゴリおよびタグ検索が死んでるからである。
なんで、こんなに自由検索すぎるのか。

異世界ファンタジーの中に、頻出タグによるサブカテゴリを作るだけで、雑多な作品が、性癖ごとに、シュッと並び替えられるというのに、なんでそれすらやらんのか。わりとめんどくさいのか？そうじゃないだろう。

蠱毒が欲しいのだ。上位以外の作品は、商業には向かない。だから、上澄みさえあればよしとされてきた。

だけどもだよ。残り400万ページを、誰も見ないまま、放置することが、広告で運営されるサイトとして正しいかどうか？
ランディングページの間口がたった100万しかないサイトに、残り400万のページが支えられるだろうか？
書き手ユーザーが増えれば増えるほど、残り400万のページは反比例して増えてゆく。すでになろうという巨大サイトが持つ読み専ユーザー以上に、なることは決してない。なろうが潰れないかぎりは。
読み専の増加に比例してしか増えないトップ100のページ数が稼ぐ広告が、無数の引きこもりページを支えるかたちになってゆくのだ。
今の日本の年金構造と同じである。

底辺作家であるわたしは、カクヨム引きこもりの年金おばあちゃんニートに等しい。
無駄に文字数の多い小説を書き、無駄に作品数を増やし、容量だけを食いながら、ひたすら引きこもってうんこテキストを出す。うんこテキストしか出さない。

えー、仕方ないよ読まれないんだもん。
それは私がぬるい書き手だからだけども。

でも、わたしには容量をひたすら食いつぶす権利がある。カクヨム市民だからだ。わたしが稼げないのはわたしにアクセスがないからだけど、だからといってカクヨムシティに住民票をおいてはいけない、という条例はない。

人気のジャンルには、ほっといても読み手がくるのだ。
人気の作品にも、ほっといても読み手がくるのだ。
なぜなら、すでに人気だからである。

今のまま収益化を目指すのであれば、いっそ人気作品からどんどん有料化していくべきだと思う。無料で読める部分と、有料でしか読めない部分とを分離すればよいのだ。簡単な話である。いっそ課金でもいいだろう。
相続税と同じである。金持ちから取れ。である。貧乏人からは取れないのである。アクセスないんだもん。わたしの株の譲与税とおなじである。マイナスからは取れないのだ。読まれない小説ページは負の資産である。


タグはね、ほんとに、ちゃんと統一すべきだと思う。遊べるタグはよいとして、大カテゴリの下にぶら下げるサブカテゴリとしての公式タグを、ちゃんと設定すべきだと思うの。

百合SFとかすごいキテルはずなのにそういうジャンルがないのは逸失利益デカすぎると思うの。広告上として。

何が流行ってるのか目で見てわかるパワーワードって、大事だと思う。

ランキング上位しか読まれないシステム、どうにか改善されて欲しいものですね。カクヨムの検索、前から評判良くないのだからそろそろ気合いを入れて直して欲しいところですね。