プロットのみで力尽きる自由間接話法

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883930216
日帰りファンタジーを投稿しようと思って3分割プロット書いてみたけどプロットだけで3800字になった。そのうえラストを考えていない。っていうかプロットを作品として投稿する新しいカタチの文学として考えてみてはどうだろうかいやそれといいはるにはかなりのムリがある。。。。


いわゆる一人称ふう、なんだけども、私は一人称ではなくて本来、自由間接話法がすきなんである。自由間接話法っていうのは三人称やら一人称やらのようでいて語り手の内面やせりふがそのまま地の文章に紛れ込んでいるタイプ。
つまり、以前、覆面作家企画っていうのがありまして、名を伏せてそれぞれ作品を投稿し、誰が作者かを当てる、という企画なのですが、それに作品を出してみたところ、この自由間接話法があまりにも特徴的だったんで思いっきりバレちゃったのですね。いやあまいったまいった。などというかんじの文章のことである。まったくもって意味不明だ。いわゆる一人称と何が違うのか。そこのところが私にも実はよく分からない。この文章を読んでいる読者さんに違いの分かる諸兄がいらっしゃればぜひご教授願いたいものだ。おねがいします。ちなみにネットで調べると云々かんぬん。はあ?さっぱりわからん。

的な。


しょうもないキャラの掛け合いとか書いてたら40000字は超えるよなあと思うので、これまた書く気力がうせるのだけれども。はぁ・・・そのしょうもない掛け合いだけで話が進んだらこんなに楽なことはないよなあ。


「うわあ! なんだ! このとびらは! まるでドラゴンのような模様が浮き彫りにされているじゃないか!」
「材質は青銅っぽいな!」
「いや、魔法で強化されているようだぞ! 見ろ、ぼんやりと光っている!」
「確かに。あやうく触ってしまうところだった! きっと触れた瞬間、罠が作動してドアに封じ込められたモンスターが動き出すに違いない!」
「よし、トラップ回避の術を使おう! 誰か使えるものはいないか!」
「シーフにまかせよう!」
「えっとボク不器用なんですけど」
「ええええ!? なんでオークがシーフやってんだよ!オークといえば棍棒もってぶん殴るのが普通だろ!」
「はい、ですから扉はこうやっていつも解錠・・・」
「うあああああ待てハンマーを振りかぶるなああああ!それがシーフのやることかああああ!」
「いっせーの、どっかーん!」
「ぐっはああああ!」
「何だ今の悲鳴は! 煙がすごくて前が見えない!」
「大丈夫か!?」

「あ」
「あ?」

「封じ込められていたモンスターごと、扉を破壊しました」

「ドアにぱっかーんって穴が開いてる・・・」
「・・・お、おう・・・」


すんごい楽しいw

いっそ地の文を絶対に書かない小説を書いてみようか。

3件のコメント

  • プロット小説、素晴らしいと思います。
    あの混沌として怒涛の勢いがある文体はかなり好みです。是非とも究めていただきたいと思います。

    地の文をセリフで埋め尽くせばよいと思います。古文ではセリフに「」も改行もないですからね。誰がどんな状況で喋っているのかもわからぬ主客未分の無秩序小説……ああ、憧れますぅ~!
  • 地の文書かないと誰が喋ってるのか分からないんですよね。みんな特徴的な口癖にしたら解決しますけど。私なんて書いていてこれ誰のセリフにしようかなーって考える事ありますもん。

    誰が喋ってもいいセリフをよく書いてしまいます。まずセリフをバーっと書いてから地の文で埋めてますからね。こう言う事がよくあります(汗)。

    このセリフだけ状態で公開しちゃえば、上原さんの目指す作品に近いものが出来上がりそうな感じ。ただ、意味が分かるかどうか謎ですが。
    もし地の文を一切書かないならやたらと細かくセリフで説明しないといけないんだろうなー。
  • せりふだけ状態の小説をいかにわざとらしい説明口調そのままに書くかっていうのは掛け合いコメディとして完成形に近いと思うんですよね。
    いわば漫才というかコントというか、これができたら漫才の台本が書けると思うんですけど、最後におちをつけてありがとうございました、何でだよ!でスパッと終わらせる。理想ですね。いやいやそんなにまじめに考えてるわけじゃないんですけどw投げっぱなしジャーマン。
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