こんにちは、文子夕夏です。

この度、私の拙作である『Yurika』が無事完結致しました。この場を借りて、日々ご愛読頂いた皆様には心より御礼申し上げます。

『Noguchi』『Kitina』からはじまり、私の考える「異世界転生」をテーマとした作品が、一応の完結を迎えるにあたり、正直なところ寂寥感が強くあります。また、二〇万文字を超える作品を完結させたのも初めてであり、物語の芯を据え置く難しさに苦難したのも懐かしいです。

筆者の私ですらが「これは如何なものか」と首を捻る時が決して少なくない、登場人物の思想、特に阿桑田ユリカの行動は過激で矛盾に満ちたものばかりでした。

それでもなお、私は彼女のような「安定しない」「扱い辛い」人物が好みであります。彼女のお陰で当初予定していた結末が、全く違うものとなってしまいましたが、これも連載という形式の妙かと思います。

ユリカや孝行、その他の登場人物が現れては消え、現れては消えを繰り返す本作ですが、その内の一人でも、「こういうキャラクターもいたな」などと思い入れてくれれば幸いです。誰かの心に残るキャラクター作り程、難しくて楽しいものはありません。

万人受けは決してしないであろう、荒と棘の目立つ拙作を寛容な目でお読み頂いた皆様に、再度御礼を申し上げますと共に、今後とも「面白いな」「次も読んでみようかな」と思って頂ける作品を創っていけるよう、更なる努力を致します。



また、私の作品を皆様がお読み頂ける事を祈念して。

文子夕夏でした。