『寫眞』
以前、個人サイトに掲載した作品です。
義勝公撮影の、容保公(有名な陣羽織のものではありません)と定敬公の写真が元ネタです。
未見の方は、是非、松平定敬公の写真を見て欲しいです(Wikipediaの松平定敬の項で確認出来ます)。

実際には、当時の撮影技術とか保存状態の関係であの感じになっているのだと思いますが……定敬公、幕末の動き方が斜め上なお方なので……こういうのもありかなと思います。

ちなみに私は、容保公大好きです。

今回の写真は一人ずつ写っているものですが、この他、明治に入ってから撮影された四人が並んだ写真も有名です。
幕末の動乱の中、敵味方に分かれることになった四人が揃って1枚の写真に写る……こちらの話も、いつか書いてみたいです。

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『油小路残照』
学生時代、能楽部に所属していて、新選組が能になったら……と考えて見た作品です。
(当時はぼんやり考えただけで、形になったのは、アンソロ本の話を頂いた時)

配役イメージは以下の通りです。

前シテ 書生
後シテ 伊東甲子太郎
ツレ 輪違屋の太夫
ワキ 藤田五郎(斎藤一)
アイ 島田魁

実際の能だと、演目名はほとんど固有名詞で、残照とかそういう言葉はつかないので、『伊東』とか『油小路』とかになるのかなと。

古典の名作を引き合いに出すのも畏れ多いのですが、イメージとしては、『雨月物語』の白峰みたいな感じを目指しました。
(目指しただけで、実態は単なる新選組のファンフィクションです。)

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『繁れる松の葉の青に』
以前、名古屋市の文化事業にあった「ショートストーリーなごや」に応募した作品です。

初のタイムスリップ物。
このネタだったら、ヒロインちゃんがもっと積極的に動いて、事件に深く関わる長編にもできそうだな~と思いつつ、思っているだけです。

書いた当時は、応募先の制約もあってこの長さになりました。

いつかは長編バージョンにもチャレンジしたい題材です。

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『おかえり』
動物もののアンソロ本の企画にお誘い頂いた時に書いた作品です。
アンソロ本の企画自体は立ち消えになってしまい、宙に浮いていました。

以前、実家で保護した猫が、最初は警戒心丸出しで、一時またどこかへ行ってしまい、久し振りに帰ってきた時に、ずいぶん懐っこくなっていた、という実話を元に、ファンタジーにしてみました。
ちなみに、先代猫たちの名前の付け方も、実話です。