ようやく第五章が終わり、第六章の予約投稿も無事に終わり、最終章の執筆に取り掛かれます。ここまで来たら肩の荷が下りたような気分です。
ただ、今回というかここ3話分の展開はプロト版とは大幅に変更しました。剣の基本的な設定の全面改訂です。
それは、剣のゲームの腕前についてです。当初の剣はゲームがドヘタクソなまま話を終わらせるつもりでした。
プロト版ではドラゴンカーニバルなどというゲームは存在せず、そのままモンハンをやってました。このままではカプコンさんに怒られてしまうので架空のゲームを一から作りました。
ドラゴンカーニバルはウィンドベル代理人スカウト用のゲームなので、これがうまい奴は現実でも強いはずなんです。逆に下手な奴は弱いって事です。
その腕前が良くないと今後の展開が不自然になりますし、何より若者の成長と変化、子供から大人への羽化を(一応)テーマとしているこの作品の理念と合致しなくなります。
なので、剣は「適性の無い太刀剣士を使っているからドヘタクソに見えるだけで、適性のある短剣斥候に変えれば普通に上手い」ぐらいの腕前に変更したのです。
これは私の体験に基づきます。今まで適性の無いランスを俺の天職だ!と思い込んでいたのですが、フォロワーさんに「大剣使った方がいいよ」と諭されたのです。
で、大剣を使ってみたら討伐速度がグングン上がりました。人の助言には素直に従った方が良いという教訓を得ました。
剣が頑なに太刀剣士を使い続けている理由も、短剣斥候に変えた途端強くなった理由も、しっかりあります。これは最終章で明かす予定です。
神器が伝承を吸って強くなるという設定を付加したせいもあるんですけどね。おかげさまで太刀剣士ではランカーに片足突っ込んでる腕前の戸塚に勝てたり、トップランカーのウィンドウと接戦を繰り広げられるまでになりました。
それに、下手なりにドラゴンカーニバルをエンジョイしていた日常を戸塚という邪魔者にブチ壊された事へのリベンジという意味合いもありますからね。これは戸塚との前哨戦でもあります。
第六章はいよいよ戸塚との決戦が始まります。終わるのは8月末ごろなので、そこでその意味が分かるでしょう。それでは、また。