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大縄跳びのはなし

遅ればせながら明けましておめでとうございます。小説はぶっちゃけ投稿する気は更々ありませんが、今年もよろしくお願いします。

これはあくまで「近況ノート」ですからね。近況報告に使うのが一番正しい使い方ですよ。何で今までこれで裏設定とか書いてたんですかねこいつ。

というわけで、年始から私が何やってたかの近況を報告致しましょう。と言ってもやってるのは相変わらずFF14なんですけど。

ただ、2021年に入ってからは新しい事にチャレンジしようと思ってちょっとプレイスタイルを変えました。いい加減、エンドコンテンツってやつに挑戦しようと。

FF14はストーリーを進めるだけならそんなに苦労はしません。メインストーリーを進めるだけで勝手に装備が揃っていきますからね。MMORPGらしかぬ親切さです。

他にもレイドコンテンツを始めとする番外ボスとかも居るんですが、そいつらもほとんど倒してしまいました。後は全ジョブカンストして気ままに暮らそうと去年の12月頭までは思っていたんです。

しかし、私が4ヶ月間のエオルゼア生活の中で忌避していたコンテンツが一つありました。零式と呼ばれるエンドコンテンツの一つです。

これは「FF14は大縄跳び」と呼ばれる要因であります。通常のコンテンツより遥かに難易度が高く、強い装備や可愛い装備が欲しくなければ手を出さなくても本筋には関係ありません。

転機はLS内で固定(決まったメンバーと日時でコンテンツを攻略するチームみたいなもの)が組まれた事です。零式は打ち合わせや練習無しでは攻略が困難なため、こういうのがよく組まれるんですよね。

当初は「上手い人達で頑張ってくれ!」としか思っていませんでした。私は仕事柄決まった日時にゲームをするというのが難しいので、固定なんか組めないんです。少し羨ましくもありました。

ある日、その固定のメンバーが多く含まれる配信動画を見たんです。やっていたのは幻タイタン討滅戦。これもエンドコンテンツの一種ですが、あの上手い先輩方ならきっとパパッとクリアしちまうだろうと。

私の認識は甘かった。その動画で繰り広げられているのは、幻タイタンによる先輩方の虐殺でした。クリア出来ずにおしまいになる姿を見て、気づいたんです。

「このゲームは床を舐めて覚えるゲーム」だと。そうです、結局のところ最初からなんでも攻略出来る人間なんかいなかったんです。努力と研鑽の果てに、強く見えるようになっていただけなんです。

最初は先輩方の悲鳴を聞いたり楽しそうに死んでいく声を聞く為に観ていた幻タイタン配信も、いつしか高難度コンテンツの勉強にすり替わって行ったのです。

それともう一つ。固定パーティを組まずとも赤の他人とマッチングする事でも高難度コンテンツには挑めます。実際そうやってる先輩方も何人かいました。いわゆる「野良」ってやつです。

その野良パーティで頑張っている先輩方も、相当苦労しているようでした。12月8日に「希望の園エデン再生編:零式」が実装されて以来、段々と「何層の何のギミックを突破した」などの声が聞こえるようになってきたんです。

その数が結構いたんでビックリしました。トッププレイヤーしか手を出さないコンテンツだと思っていましたからね零式。今までは「近寄らんとこ」と思っていたコンテンツに親近感が湧いて来ました。

そんなこんなで幻タイタンに落とされまくる様子を見たり、野良零式の悲鳴を聞きながら過ごしているうちに、零式や幻よりはちょっとだけ簡単な高難度コンテンツ「極エメラルドウェポン破壊作戦」に挑んでみようと思いました。

結果は惨敗。いくら比較的簡単な極と言えど、先輩にVCで指示を貰っても初見未予習でクリア出来るほど甘いコンテンツでは無いんです。予習したら先輩を誘って一緒にリベンジしようと思っていました。

しかし、野良で頑張っている先輩方を見ていて思ったんです。「あれ?もしかしてしっかり予習して練習すれば俺でも野良で行けるんじゃね?」と。

その決意から3時間後、クリアしちゃいました。何十回と床を舐めながらも、なんとか倒しました。この日はとても舞い上がっていましたね。これを機に宿敵と勝手に認定した極エメばっか狩る日々を昨年末まで繰り返していました。

ここで舞い上がった私は、来年(2021年)の抱負を決めてしまいます。「エデン再生零式完全踏破」などと。

そのためにも極エメの落とす装備が欲しかったので元日になってもただひたすら極エメを狩りました。なんかモンハンを思い出す苦行でした。

なんやかんやで全ての準備が整い、いざ零式!となったのが1月2日。まあどうせクリア出来なくてももっと強い装備が出てからゆっくりやればいいや、と思って見学気分で行ってみました。

まあ、酷い。製作者の悪意をこれでもかと煮詰めたような手強いギミックばかりでした。今まで苦労して戦って来た極エメがチワワに見えます。基本FF14って攻撃の予兆が床に表示されるんですが、そんなものは無いし、あっても見てから避けては遅いんです。鱗滝さんも頬を叩いてくるレベルです。

2日かけても、全然「暗黒天空」と呼ばれるギミックから一向に先に進まない。悔しい気持ちがいっぱいで夜も眠れず職場でカンペを作り、それでもなお練習練習練習という年始でした。徐々に自分が成長していく実感が、たまらなかったんです。

小説を書いていた時に気づいたんですが、私はやりたくなったらとことんやるタイプなんです。先輩方からアドバイスを頂いたり、通勤中は予習動画を何度も視聴したり、夜勤中も攻略情報を頭に叩き込んだり。

そんなこんなで、練習開始から5日後。1月6日にようやくエデン再生零式1層をクリア致しました。本気で嬉しくて、Discordで喋ってる先輩方に報告したぐらいです。僅か6日で今年の目標の25%を達成出来ました。

……ええ、25%です。零式には原則として4段階のステージがあります。

私が5日間頑張っていたのはあくまで最初のステージ。零式にはまだ3つのステージが待ち受けています。1層、2層、3層、4層とだんだん難しくなっていくのです。

しかも一週間に一度、報酬獲得権が復活するのでまた1層からクリアしていかないといけないんです。これを「消化」と呼ぶそうです。

なので、私はやらなくてもいいのに躍起になって2層の攻略を進めました。そうしないとまた1層で足止めを食らいますからね。

それともう一つ、先輩方の固定零式放送が2日後に控えていたからです。2層ぐらいはクリアしてから観ようと思っていたんです。

まあその焦りがあったせいで2層攻略中はとにかく情緒が不安定でした。練習は1層と較べてすんなり行ったけど、誰かがミスると火力が足りなくなってじわじわ殺されるタイプの敵だったからです。

自分が完璧に処理出来るようになっても、他人のミスで全てが終わる。それがFF14。それが零式。それが大縄跳び。8人全員がしっかりギミックを理解して処理出来る募集を見つけなければいつまで経っても突破は出来ない。

人事を尽くして天命を待つことしか出来ないため、もう固定配信は見れない可能性を視野に入れてました。

……と思ったらその固定配信の直前に2層をクリアしてしまいました。8日で今年の目標の50%を達成してしまいました。こればっかりはラッキーだったと思っています。

とにかくここまでクリアしといて良かったと思えるのは、先輩方と話が合うようになった事ですね。配信も、消化の復習だと思って見ていました。

「何層の何が辛いよ〜」「時間切れまでは見た!」と言えば何かしら反応を返して下さるのも励みになってます。LSの先輩方がいなければここまでやっていけなかったでしょう。

今は3層に挑んでますが、ダメでした。明日からまた1層からですね。それはそれで楽しくなってきたんですけどね。

それでは、眠いのでまた。















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