皆様は隣に住んでいる幼馴染の全衣類を着せ替え、そのままおんぶして登校したことはありますか?あるという方はリアルファンタジーの住人です。おめでとうございます。
今回は、今日投稿した話の元ネタについてお話し致します。
D.C.〜ダ・カーポ〜という18禁ゲームをご存じでしょうか?アニメ化もされているのでそちらでご存じの方もいらっしゃると思います。私はⅡまではやったんですが、今はⅣまで出ているらしいですね。まだ続いていたのかとビックリしました。
今回の展開は続編であるD.C.Ⅱのとあるルートの丸パクリなんです。対象は幼馴染ではなく義理の妹なんですが。
私はこのシーンの事だけは未だに覚えています。義理の妹が駄々こねて主人公に自分の着替えを要求するシーンなんです。
当時の私は「ないないこんな展開ありえない!ファンタジーだ!」と思っていました。今でもありえないと思っています。
そんなありえない事を、珠にはやってもらいました。義理の妹がやったシーンなんだから同じ義理の妹である椋にやらせたら?と思うかもしれませんが、あのメインヒドインはこんな事要求しません。もっと酷いことになります。
幸い、私は異性の着替えを日常的に行っているので着替えの描写には苦労しませんでした。仕事で70〜90代の認知症を患っている、という注訳がつきますが。
もしもそれが10代の恋人未満な幼馴染だったら?という妄想と剣の苦悩を考えた上で今回は書きました。この描写に嫌悪感を感じたら、それは私の脳内に嫌悪感を感じているという事です。まあ、誰も読んでないからセーフ!
誰も読んでいないついでに話しておくと、珠の本性は「とてつもなく他人に依存する」タイプなんです。
過去の経験から「自分がしっかりしなければならない」と思っているのですが、本来は自分の着替えや通学すら他者に任せるウルトラ甘えん坊なんです。
この一件を機に、珠は剣に依存し切ってしまいます。作中で剣が明言していた通り、珠は父親を求めているのです。実父に捨てられた経験から来る反動です。
珠が想兼を許せないのはドスケベストリップダンスを踊らせた事ではありません。むしろ珠は父親の言う事に何の疑問を抱いていないどころか、むしろ命じられた事に喜びを感じていました。内容はともかく。
許せなかったのは何も言わずに自分を捨てて消えたことだけなんです。依存する先を失った珠は、義姉である鏡に依存するようになります。この時点では……このままだと最終章のネタバレになりますね。この辺にしておきましょう。
珠が剣の事を意識するようになったのはイモータルによって殺されかけてからです。それだけは言っておきましょう。これ以上喋るとネタバレしか出ないのでこの辺で。それでは、また。