8月ですね。本来は丸ごと8月を休載期間にする予定でしたが、なんか第五章がすんなり書けたんで休載はやめました。
流石に第六章は無理なんでキリがいいので8月13日からしばらく休載にしちゃいます。お盆休み……もといボンバイエです。
さて今回の話はツシマについて。実はとっくの昔にクリアしていました。この話はかなり執筆カロリーが高かったので放置していたんですが、夜勤明けでテンションが高いのでやっちゃいます。ネタバレ注意でございます。
全体の感想としては、序盤〜中盤まではかなり面白かったです。ただ、終盤になるとこっちが強くなり過ぎてちょっと退屈になってしまいます。
くないとてつはうでなんとか倒していた頃が一番楽しかったですね。吹き矢やとりもち玉、煙玉や各奥義という選択肢が増えてくると逆に蒙古が可哀想になってきます。
各キャラの感想ですが、まず石川のスカムジジイから。弟子を厳しくしごいたせいで弟子から命を狙われていて戦に参戦出来なかった老害です。
こいつと一緒にいるとひたすらストレスが溜まります。ツシマの仕様上こちらからNPCを殺害出来ないのも拍車をかけています。
ただ、このスカムジジイは自分がスカムジジイと自覚出来ているだけまだマシです。実際一緒に戦っているとメッチャ強いですからね。弟子も強いし、指導力だけは本物です。
次に対馬のアヴェンジャーババア政子。あまりにもアヴェンジャー過ぎて途中で仁と決闘をおっ始める羽目になります。
そら旦那や息子を蒙古に殺され、一族郎党を姉に殺されたらこうなるわなと思って遠目で見ていました。ひたすら怖いです。近寄りたくない。
賢二は……まあ人パラにはこんなクズもいるかなあぐらいですね。うっかり八兵衛的なポジションです。典雄は強いデブぐらいの印象しかないです。
途中で裏切るけど、竜三はいいキャラしてましたね。仁への劣等感が見え見えで、信用ならない奴でした。
実際にこいつと決闘した時は何度か殺されました。でも強くなった仁と再戦したらあっさり死んじゃったので、ノーフューチャーな奴だなとしか思ってません。紫電一閃と冥人の型の悲しい犠牲者でした。
準ラスボスのコトゥンはもっと酷かったです。決闘で決着をつければいいものの、部下なんかに頼るから仁さんのノー誉れ戦法を許してしまいます。
好きに料理出来るボスという稀有な人物なので、徹底的にイジメ抜いてやりました。焰の剣でゴリ押したり、とりもち玉で無様に吹き飛んだり、くないで怯んだり。なんか可哀相でした。
ヒロイン(?)のゆなは……特に言うことないです。ヒゲがモリモリ生えてる弟を溺愛している変な女ぐらいにしか……っていうか君武士より強くない?本当に元下人?
そして志村のピーチ伯父上ですね。まさかピーチ姫がラスボスとして現れるとは思いませんでした。
彼は何より誉れを重んじる天然記念物でした。それ故に毒矢で敵を殺したり酒に毒を混ぜるなどの誉れレス戦法を取る甥と決別してしまいます。
正直、厄介な老害だなあと思って最終戦後の選択肢では躊躇なく殺してしまいました。生存ルート選んだらどうなるんだ。
結局地頭も殺しちゃった仁はこれから先どうなるんでしょうね。これからは本土の武士を殺すつもりですし、史実ではさらに蒙古は攻めてくるはずなのでこれからも蒙古スレイヤーを続けていくんでしょう。
ひとまず、対馬から蒙古を丸ごと追い払ったのでここで物語は閉じたのでしょう。伝説の冥人は大風となって蒙古をボロクソにしていくのでしょう。
少なくとも八幡愚童訓にはこんなゲロヤバ野郎の事なんか載せられませんね。神風の正体がてつはうで爆殺しまくる下手人とか間違っても書けるわけがありません。
この後は鎌倉幕府も元も衰退していく事を考えると諸行無常ですね。ただ、その時代を必死に生きた一人の侍がそこにいたというのはとてもロマンがあります。
鎌倉後期を主眼に置いた作品は割とレアなので、一から勉強し直しました。おかげ様で歴史の知識がちょっとは増えました。それだけでも買った価値はありましたね。
色々言いましたが、このゲームは割と楽しいです。ただ、スカイリムやブレスオブザワイルドぐらいのボリュームを期待していると後半で肩透かしを食らいます。言うて行動範囲は対馬だけですからね。
とりあえず値段分の満足は得られるんじゃないかなあというのが正直な感想です。うまく纏まりませんでしたね。
最後に言いたいのは「神社はSASUKEのステージじゃないぞ」という事です。鎌倉武士は甲冑を着てクリフハンガーが出来ると思ってんのか。それでは、また。