何の話をしたのかしていないのか、いちいち思い出すために近況ノート群を読み返すのがだんだん辛くなってきました。
さて、今回はいいかげんこの話の核である神器のおさらいといきましょう。私も整理したい所でしたし。
神器には大別して三つの種類があります。神器(アウトサイドウェポン)、亜神器(インサイドウェポン)、古神器(アストロノミカウェポン)の三つです。
まず神器ですが、前提として神はアウトサイドです。そのアウトサイドである神が自ら鍛造したのが神器なんです。
天照大神が須佐之男命から献上された都牟刈太刀を打ち直して作った草薙剣(天叢雲剣)、石凝命の作った八咫鏡、玉祖命の作った八尺瓊勾玉などが作中に出ている神器ですね。
他にも有名どころだとクーフーリンがスカサハからもらったゲイボルグとか、ペルセウスがメデューサ討伐のために授けられたハルペーとかですかね。基本的には神から人へと下げ渡されているのが特徴です。
この神器は基本的に何らかのアウトサイド能力を持っています。なのでインサイド攻撃には滅法弱いです。炎魔法で簡単に溶けてしまいます。
神器の怖い所は「伝承で強化される」という点です。例えば草刈りに使われたせいで全てを薙ぐ能力を得たり、ラーの鏡と同一視されたせいで全てを見通す能力を得たりとかそんな感じです。
次に亜神器です。こちらは神器のような能力を持った武器をなんとかして人の手で再現出来ないかと腐心した結果出来た魔法武器です。
レーヴァテインとかミョルミルとか、モロに神が使っている亜神器もありますが、その辺はさっぱり考えていませんでした。インサイド属性が出せる武器は大体亜神器です。
亜神器の便利な所は「アウトサイドでも使える」という点です。だからアウトサイドである神だろうがネクターだろうがバンバン使えるわけなんですね。まるでエーテルドライバーみたいですね。あれも一種の亜神器なのかもしれません。
ティアが勝手に憑依させられた勇者の剣ですが、アレは亜神器の中でも最高傑作と言えるべき性能です。対魔特攻とか絶対勝利権とか神器顔負けの能力が付与されていますからね。先代の使い手のせいでもあります。
そして古神器です。今のところはアリアが持っているクリスタルロッドだけしか作中に登場していません。多分。
古神器は神より前に出た、神が用いる武器なんて解説をどこかでしたような気がしますが、今回の話で矛盾点が掘り下げられています。
正確には「祖神以外の木端神」が出る前、です。星が生やすスーパーウルトラレアエピックウェポンだと思って頂ければ良いです。
神器と同じく基本的に何らかのアストロノミカサイド能力を持ち、伝承によって強化される神器の上位互換みたいな奴です。
現在は使い手がこぞって行方不明になっていたり、欠けたからと言って捨てられたりしているので世界中のどこかに転がっています。
さて、この三種類には共通の性質があります。それは「依代さえあれば独自の人格を保有出来る」ということです。
生まれてくるはずだったティアに共鳴した勇者の剣同様、神器や古神器もその手段を使って人格を持ち、人型になって生活する事が出来ます。
じゃあ剣達の依代ってなんなんだって話になるんですが、それはドネタバレ案件なのでここでは話しません。いずれ本編で明かされますので。
次回で第四章は終わりになります。果たして剣の日常を壊すものとは何なのか。既に幸せなネトゲ生活はあのバグ技使いのせいで壊れちゃってるんですけどね。
ぶっちゃけ既にウィンドウの手によって壊されているかもしれませんが、あいつは神器や転生神に混じって生活してますからノーカンで。それでは、また。