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うぃんこさんとFFS

ついに近況ノートも記念すべき100回目となりました。休みとか挟んでましたけど、それでも100回目は100回目です。

小説を投稿し始めてから今日で大体100日目ということになります。多分。

というわけで今日は小説を投稿するようになったきっかけのうち、最も大きなものをお話し致します。

皆様はファイナルファンタジーSという小説をご存知でしょうか?知らないなら覚えて帰って下さい。

ファイナルファンタジーS(以下FFS)はTwitterで現在も毎日0時に連載されているTwitter小説です。あのニンジャスレイヤーと並ぶ二大Twitter小説です。

実はこのFFS、元は2chで連載されていました。しかも毎日、1話ずつ投稿されるというスタイルは当時からのものです。

ですが、866話を境にパッタリと投稿が途絶えてしまいました。作者急病のため、休載とのことです。それが2006年の事です。

それから7年後、FFSの存在を広めるためにTwitterにてFFSbotが発足しました。管理人はカクヨムでもお馴染み「異修羅」や「超世界転生エグゾドライブ」の作者、珪素氏です。

FFSbotは当時の空気を再現するために毎日1話ずつ投稿しています。それを866日分続ける腹積りだったのです。気の遠くなるような、布教活動です。

私は元々ファイナルファンタジーのファンだったので、しばらくはフォローして眺めるだけでした。最初に読んだ感想は「なんだこの変な小説」でした。

ですが、次第にその世界観に取り込まれていきました。ファイナルファンタジーの細かいネタも網羅されているので、原作要素の解説もしたりしました。

当然原稿は2chに投稿されていた866話までしかありません。楽しかった時間は、いつか終わると分かっていました。

既にFFSの実況が生活の一部と化していた私はあまりにも悲しくなってFFSのあらゆるデータをまとめようと決意しました。それらは私のTogetterにまとめてあるので良かったらご覧下さい。

866話が投稿された後、私は親父に「俺、まともになるからさ」と言いました。毎日FFSを実況していて寝る時間がいつも1時を過ぎるからです。FFSの実況をしなくなる以上、夜更かしをする理由はなくなったからです。

ですが、ここで奇跡が起きました。あれは今でも忘れません。2015年5月31日の事です。FFSbotが、あり得るはずのない867話目を投稿し始めたのです。

事の真相は極めて単純です。FFSの作者、エレム氏が復活したのです。

FFSbotが700話ごろに突入するころ、bot管理人にエレム氏を名乗る人からDMが届きました。当然管理人は騙りだと疑い、本人だと証明出来る方法を提案します。当時2chで連載していた時の固定ハンドルを見せてくれ、と。

エレム氏がコテハン提示の場所に選んだのは、あろうことか「8頭身のクリフトはキモい」というスレでした。そこには当時のコテハンがしっかりと明記されていました。

コテハンの開示場所、新たに投稿された867話のエレム氏「らしさ」などが相まって、エクス者(FFSのファンのこと。非常に凶暴で弱点が多い)はエレム氏の復活を確信しました。

それ以来、管理人の下にFFSの原稿が定期的に届き、今に至るまで日刊投稿を絶やさず連載が継続しています。恐ろしい話です。

2006年には866話しかなかったFFSも、今では2800話を超え、ニコニコ動画にエレム氏謹製のBGMが度々投稿されるようになりました。

私も、なるべく実況に参加するようにしています。実際このFFSは面白い物語ですからね。皆さんも「くっ騙された」と思って読んでみてください。世界が崩壊するところまででいいですから。

さて、ここからは自分語りになってしまうのですが、FFSが復活したのは2015年。私が「不幸を背負った人が幸せになるはなし」を書き始めたのも2015年です。

ほとんど覚えていませんが、恐らくFFSの復活は私に創作意欲を取り戻させたのです。日刊投稿なんて無謀な真似をしているのも、恐らくFFSの影響です。

今こうして小説を書き続けているのはFFSの存在があってこそなのです。それだけのパワーがある作品であるという事は間違いありません。

以上でFFSの話を終わります。どういう物語なのかさっぱり説明していませんが、下手に話してもネタバレになってしまうので気になったら自分で読んでください。ホント、世界が崩壊するところまででいいので。

他にも投稿に至ったきっかけはいろいろとあるのですが、その中でも最大の理由は間違いなくFFSの存在あってのことです。

まだまだFFSは続きそうです。私はこうなったら命ある限り実況を続けていく所存でございます。本当に、それだけの価値がある作品なのです。

では、今回ばかりはいつものアレじゃないやつでお別れと致しましょう。さあつぎも許せないぜ!

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