楽団の練習がいろいろ事情があってホールでの練習となっております。そのため、いろいろ曲を耳コピして吹きたい欲が高まっております。
さて、今回は章題となっているボンバイエについて。ぶっちゃけるとお盆ですね。
何でこんなアントニオ猪木っぽい名前になったかと言うと、原因はお盆の正式名称にあります。
お盆の正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。サンスクリット語のウランバナが起源だとか、アヴェスター語で霊魂を意味するウルヴァンが起源だとか色々言われています。
ある日、私はふと思いつきました。うらぼんえとボンバイエってなんか語感が似てね?と。それだけのくっだらない話です。
これを思いついたのは、この「真木剣と買い出し」を書いていた時点なんです。前作の「ウィンドベルのはなし」でもボンバイエは出ているんです。
実を言うと、「神器異変」より後に「不幸を背負った人が幸せになるはなし」を書いていたんです。もう数年前の事なんですっかり忘れていましたが、今日思い出しました。
そもそもこの世界には仏教みたいなものとキリスト教みたいなもの、そしてイスラム教みたいなものが存在しています。
キリスト教みたいなものは祖神アルパを信仰する世界最大の宗教です。統合大統領が現人神ですし、神の子たるアルテリアもしっかり存在しているので当然と言えば当然です。ピエットも実は熱心な信者です。
イスラム教みたいなものは……あまりよく考えていません。いつもの口から出まかせですが、詳細を詰めると私の指が詰められそうという理由もあります。
そして仏教みたいなものですが、これには明確に名前と創設者を設定してあります。イム・ルシャナという聖人が興したイム教という宗教です。
戒律に関しては殆ど仏教と同じです。こちらもアルパの宗教には負けますが、それでも世界全土に信徒がいます。
その最大の理由がボンバイエです。実際に手順を踏めば祖霊が帰ってくるからです。イム・ルシャナは死後の世界をきっちり定義していたんですね。
イム教は死後の世界を定義したが故に、この世界の住人は死後に天国か地獄のどちらかに振り分けられてしまいます。イム教の教えに従っていなければ地獄行き確定ですから否応にも教えを守らなくてはなりません。
そのためアルパもイム教の事は放置しています。アルテリアを蘇らせる際に閻魔大王にお世話になっているから頭が上がらないんです。
死んだら世界が終わるウィンドウに言わせれば「ドMが入る宗教」です。それだけ教えが厳しいんですね。アルテリアは生前の行いが本当によろしくなかったので二回とも地獄に行ってます。
ただ、例外として別個の宗教観を持つサンセットシビリアンの神々にはそれが全く適用されません。だからボンバイエであっても祖霊は帰ってこないし、そもそも天逆鉾のせいで祖霊が存在していません。
彼らが死んだらどこに行くのでしょうか。それはまた後のお楽しみです。そこまでちゃんと書けたらいいなあと思いつつ今回はここまで。それでは、また。