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琥珀の記憶

誰かの香りに、ふと記憶がよみがえる瞬間があります。
もういない人の存在が、空気の中にだけ残っているような。
そんな感覚を思い出しながら、この作品を書きました。

懐かしくも、どこか遠い世界にしたかったから、
少しだけ不思議な要素を入れています。
日常のすぐ隣に、記憶を呼び戻す“香りの技術”がある世界。

「残り香の中で、ようやく僕は息をした。」
静かな夜に、そっと香るような物語になればと思います。

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