カクヨムコンも近いのですけど。
対象となる読者層のようなものって、みなさん想定して書いておられるんですかね。
書き手側にとって「超都合の良い」読者さまばかりであれば楽ちんですけど、ネット小説っていろんな方が読まれます。異世界モノあたりは典型の「消費系娯楽」だと思われ。
そんなことを思いながら思い出したのが、最近よく近況ノートに貼っている「サトマイ」さんの動画。(いえ、綺麗なお姉さんが出てくるから選んでいるわけでは……。はい、内容が分かりやすいからですよ)
【読解力?】ごんぎつねが読めないこどもたち
https://www.youtube.com/watch?v=Et1KYbVhYLAこういうこと卯月も指導者時代に経験しています(ああ、現在進行系で感じてるわ)。(この「ごんぎつね」ネタですけど、岡田斗司夫も動画で語ってますが、元ネタとなる書籍をちょっとしか読んでない意見だったので参考にせず)
【読解力】社会人1万人以上見て分かった”文章読めない”人の特徴
https://www.youtube.com/watch?v=t68xHXPzoiIちびっ子だけではありません。うん、昔の職場でまわりにけっこういました(高学歴有名大卒でもね)。
こんなところまで意識をひろげると、(異世界ファンタジーなんかだと)誤解を招きようのないみんなご存知王道、テンプレでの序盤、シンプルかつ短く「よみやすい」文章(たまに見るレビューの「読みやすい文章」で星3つ!というのが個人的に変なのって思ってた)で、そこに頑張って作者の色をそえ、独自性をなんとか出していくというのが、やはり戦術としては正しいのだろうか。読者選考的な方向のハナシ。「書く」ひと(たぶんちゃんと読める人)を囲っておいて、コンテストに臨むというのも戦略?としてはアリなんでしょうね(そういった意図の自主企画なんかもあるでしょう。否定なんてしませんし、間違いなく正しい流れ、できるものなら卯月もやってみたいくらいです)。
カクヨムコンに向けて、まだ何をどう書くかが決まっていない卯月は、こんなどうでもいいこと(好きなものを好きなように書けばいいだけなのに)を思ってみたり。
まあ、現場で長いこと見てましたから……。でも、自分のお小遣いを出して書籍を購入する層の読解力はやはり高めであるとは、感覚的に思います(もちろん例外も知ってますけど)。
こういうことって出版社の編集者さんなんかはおそらくわかっていることなのでしょう(ライトノベルのハナシです。文芸系は硬派な文体とか流れる美しい文章とかあるのでしょう。しらんけど)。
万人受けするモノなんて書けないっすよねという結論で締めておきましょうか。
そんなわけで、いまはamazarashiを聴きたい気分だわ。
amazarashi 『フィロソフィー』“Philosophy” Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=Bg_UIwjYnMQこれ冒頭に表示される文章「あらゆる思想は、損なわれた感情から生まれる。――エミール・シオラン」が好きで選びました。
知っているひとは知っている(あたりまえか……)、「暗黒のエッセイスト」シオラン(母国ルーマニア語ではチョランさん)。神も人間も否定しやがるひとです。卯月は好きなのだけれど著作がお高いのです。彼の「カイエ」なんて定価で三万円もする(誰が買うんだよ)。ふつうので三千円くらいですけど、読んでも理解できるかあやしいものにそんな金額出すのには勇気が必要な、そんな存在です。(ですから卯月は古本屋かメルカリ経由にてお安く入手)
ええ、ただのシオランの紹介を最後にくっつけたかっただけの選曲でつ。
では。