• 異世界ファンタジー
  • SF

ひととしてどうかというのは、どうなんだろうね。

前に近況ノートで書いた、小説と小説家のありようについてと内容が重なったので、今日はこれを。

【「聖人が描いたつまらない漫画より、底意地が悪い人が描いた面白い漫画」週刊少年ジャンプ漫画賞公式XのQ&Aが話題に】
https://realsound.jp/book/2024/10/post-1824311.html

漫画のお話しですけども。以下抜粋でつ。

質問の概要は以下の通りだ。最初は「誰かに何かを伝えたい」という切実な思いで漫画を描き始めたが、いつの間にか「漫画で有名になってお金を稼いだら将来安泰」「自分を自慢できるような人間にしたい」など、自分のことばかり考えてしまう状態に。「こんな人間が漫画を描いても、何も伝わらない気がします。どうしたら良いでしょうか」と、自身の内面を正直に吐露した内容だった。(実際の質問を要約した文章)


これにたいして、

少年ジャンプ漫画賞さんの回答がこちら。
『お金持ちになりたい。チヤホヤされたい。好きな作家と対談したい」など、自分の燃料になるならどんな俗な理由でも良いと思います。聖人が描いた「つまらない漫画」より、底意地が悪い人が描いた「面白い漫画」です。もし心の中の天使と悪魔がいるなら、より強い方に心を任せた方が馬力が出ますし、別に「金持ちになりたいけど人を勇気づけたい」など天使と悪魔が共存しても良いと思います。』

この回答に漫画家の稲垣理一郎氏(『アイシールド21』『Dr.STONE』『トリリオンゲーム』)は

「『心の中の天使と悪魔がいるなら、より強い方に心を任せた方が馬力が出る』いい言葉だな。クリエイター向けの。」と反応。もっとも、実生活において心を「悪魔」に任せてはいけないのは当然のことで、稲垣氏は「あ。元ポスト見ればわかるけど作品内の話だからね。」と補足していた。

※「底意地が悪い」……表面には見られないが、心の奥底に意地悪さや悪意を秘めている様子。


漫画家を目指すちびっ子には見せられないですけども、これ分かりますね(小説でも)。

でも、カクヨムだと人間性やばめの方って……、なかなか厳しそう(瞬間的にはいけそうだけど持続的な支持を集めようと思ったら大変そう)。作品がすばらしいことが第一なのは間違いのないこと。ですけど、作者の人間性(わかったとして)と作品が一致しない場合読み進めるのは辛そう。

いや、AI主体で書かれた小説よりは、人間味という部分では上になるか……。

作家の人間性と作品は別モノ。

でも、「底意地の悪さ」なんて読者からすれば知りたくない情報なんて、わざわざ表に出されないほうが良いですね。偽善者でいいので、好きな作品の作者さまはいい人だとうれしいかな。

なんてことをこの記事で思ったり。まあ、ひとぞれぞれですから良いのですけども。



別のハナシになりますけど、Vtuberって「転生」するんですねぇ。

【異例の“新人VTuber”結城さくな、登録者が75万人突破 初配信は38万人が見守る──なぜこれほどまでに注目されるのか?】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8033433f3549dd1f90c90edd30c838e16498926d

っていうか、すでに噂とか憶測ですらないし。

Henceforth / 結城さくな(Cover)
https://www.youtube.com/watch?v=zbWEZDA3xZc

うん、この数日の再生数が異常すぎますな。何があったのかは「にわか」の卯月にはわかりませんけども、ファンの力というのは凄いものですね。


あと、昨日たまたま貼った儒烏風亭らでん の「まいたけダンス」ですけど。

【儒烏風亭らでんの『まいたけダンス』がまさかの楽曲として正式リリース。TikTokで4万本以上も使用されている、つい口ずさみたくなるあの話題曲が配信スタート】
https://www.famitsu.com/article/202410/22675

らしいです(卯月も見る目あるじゃん)。


下請け事業者にたいする不当な無償やり直し・支払い遅延など、問題のあるVTuberプロダクション「ホロライブ」などを展開するカバー株式会社ですけども、29日に発表された連結業績予想では、連結売上高は従来予想比14.4%増の165億円、営業利益は同32%増の31億7,000万円、純利益は同14.1%増の19億円と、主要指標すべてを大幅に上方修正を行ったもよう。

このあたりの業界もまだまだ伸びていきそうですね(世界も視野だし)。

そんなこんなで、今日はこんな感じ。

では。




4件のコメント

  • 結城さくな は企業に依存せずともやっていけるIPということか……
  • 人間って他の動物とは違う特徴として「物語」をつくる生き物。ふだん何か出来事が起きたときでも、自然と物語をつくったり見出したりする。それが他人の出来事であっても因果的なシナリオを見い出せば「物語」として受け取ることも。Henceforthの視聴数はそんな「物語」を楽しんでいる数なのでしょうかね。
  • 芸能人ほどではありませんが、芸能人でいえば
    無理した「好感度」ほど、ささいなとこで余計に駄々下がりすることが殆どですよね😊

    脳内天使が殆どで、無理ではない善行ならいいですが、作り続けていてもいずれは心が崩壊するのが当たり前

    素のそれがいいって、思ってくれる「類友」みたいな者で構成すればいいと、私は考えます

    一般的な家族とか、人間関係と変わらないような気もしますね
  • そうっすね。
    みんな社会の中で「いいひと」を演じておりますし。我を出していても許されるのはちびっ子時代まで(小学生の中低学年か)。まあ、SNSでは思う存分ふだん出せもしない悪意をこれでもかって曝け出す大人?もわらわらいますけども。(そういう現実社会の悲哀を理解しつつ、みなさんのっかってあげてるのでしょうかね)
    でも、この記事のように(有名漫画雑誌賞さまによれば)クリエイターには善悪問わずその感情を創作に(天使も悪魔も総動員して)注いで、面白いもの作れということのようで。ほんとに世の創作者さんたちは心を削って日々戦っておられるのだとしきりに感心するしだいであります(見習わねば? いや……どうだろう)。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する