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わたしはSFが書けない、でも書く。~『虚空の書架』に寄せて~

ども、どーも、つるです。

さて、15日から連載開始した『虚空の書架』本日のSF日間15位でした。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219667484386

……ほう。何気なくランキング見たらびっくりして、即スクショしましたよ。
だって20位以内に入るなんて今後ないかもしれないじゃないですか。
その反動?で、これ以後、誰も読んでくれなかったら怖いなあ。
みなさん、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、この『虚空の書架』のプロットをいまあれこれ練りまくってるわけですが
実は、この話ですが、異世界ファンタジーで書くか迷ったんですよね。ジャンル。
書きたいネタに沿ってあれこれ考えてたら、
あ、あれこれ魔法で片付くぶん、そっちのほうが
不自然じゃないんじゃね? と不埒にも思ってしまって。
(ファンタジー作家の方すみません。勿論ファンタジーだって緻密な設定のもと成立させてるんですよね、はい)
でも、結局、書きたい世界観がSFのほうが合致するような気がして、
また練り直しSFにすることにしました。

という経緯があります。

……で、私思ったんですよ。
「私はSFというか、単に宇宙が舞台のヒューマンドラマもしくはファンタジーが書きたいだけなのかも知れない」と。

だって、上に書いた「あれこれ魔法で片付く分」ってのは、つまり裏返せば
「ややこしいテクノロジーやサイエンスで説得力を出さなくていい分」って
意味ですからね。

つるは、はっきりいって、テクノロジーやサイエンス知識にめっちゃ疎いです。
学生時代は理系の授業から逃げ回り(単位が危うくなるほどに)
先日、父からは「お前がSF小説書いてるなんて嘘だろ?」と大爆笑されました。

だから、SFと銘打っても、設定のふわふわとした、科学的にはどーなのそれ? な
作品しか書けないんですよね。
というか、書きようがない。要は知識の限界。

だから、科学的知識に基づいて、きっちり説得力のあるSF作品が書ける方々は
素直にすごいなあ、と思います。または、憧れちゃうなあ、とも。
……でも、つるには、手の届きようがなく。
だから、SFと銘打った作品を書きながらも、その手のがお好きな方には
「つまんねー作品」と思われるのではと、とっても、いつも、怖いです。

でも反対に考えれば、そこに自分の個性を見つけるしかないのかもとも。
たしかに科学的にはアレだけど、作品として、物語として面白く
登場人物に魅力があるような「SFもどきだけど個性があり読みたくなる」作品を
目指せば良いのか、それがいいと仰って下さる読者様を得られれば良いのかな、と。あまりジャンルにこだわらず。SFという称号に囚われることなく。自由に。
(思えば、前作の『ディ・ア・レ・スト』もそれを目指したのであった)

てなわけで、
……悩みましたが、そう考え開き直って『虚空の書架』は綴ることに致します。

どうぞつる流の「ふわっとしたSF世界」をお楽しみいただければ幸いです。

スペース・ファンタジー。
サイエンス・フィクション。
ちょっとふしぎ。

その名称からも
いろんな解釈のできるSFというジャンルの隅っこで、
ちょっと今は頑張ってみたいです。
がっつりSFオンリー作家を目指すわけでは、ないのだけれど。

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