• 現代ファンタジー
  • 異世界ファンタジー

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』『温泉シャーク』感想

こんにちは読者諸君!!
涼しいですね~
もうそれだけで生きる希望が湧きますな!!
☆♡フォローで応援ありがとうございます。

古魔道具屋も佳境ですので、読んでやってくだせえ。
みんなエイデンさんの厚い胸板に抱かれて
癒されるべきだよ。

さて、今日はゼッツの悪口…はやめて
映画の感想でも書きましょうか。賢明にね。

①『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』

オシャレ映画の筆頭ウェス・アンダーソン監督の新作です。
私は正直、この監督の映画が好きではなくてですね…。
どのシーンを切り取っても絵画になる美的センスは
素晴らしいんですよ!!ただ…つまらん。眠い。
『グランド・ブダペスト・ホテル』は1ミリも内容を覚えていません。
しかし今回は眠くならずに最後まで楽しく観られました。

物語としては、世界中から命を狙われている大富豪
ザ・ザ・コルダが、娘の一人を後継者に指名し
とある計画の資金集めのために
父・娘・家庭教師の三人で世界を奔走する…というものです。

とにかくザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)の顔が
見飽きない。宮崎アニメのキャラクターみたいなんですよ。
しかしクールで肝の据わった修道女・リーデルみたいなキャラは
宮崎アニメにはいないタイプですね。かなり好きです。
いつか自作でもああいうヒロインを出したいくらい。

それに一番のお気に入りはラストですね。
あんだけドタバタ大騒ぎしといて、こんな素朴で穏やかな
着地していいんだ??と拍子抜けしましたが、
そこがいいんですよね。静かなエモみといいますか。

高濃度のオシャレとハイセンスを輸血してえ!!
という方には文句なくおすすめの一作でした。

②『温泉シャーク』

熱海好きとしては以前から気になってたので、
アマプラで400円出して観ました。
文句なしのB級鮫映画です。

物語としては熱海市をモデルとした暑海市(あつみし)が舞台。
若き市長・万巻は高層リゾート計画を推進するなど
観光都市・暑海を地位向上させようと躍起になっていた。
そんなある時から、温泉に入っていた観光客が連続して
行方不明になる怪事件が頻発し、ついには警察が動き出す騒ぎになる。
為すすべもなく拡大する事件に後手後手に回る捜査と行政。
そしてついに明らかになった犯人は…鮫!!

このあらすじだけでは
『必殺!恐竜神父』『アフリカン・カンフー・ナチス』
なみのバカ映画だということしか分かりませんが、
この温泉シャークを凡百のバカ映画と一線を画すのは
セリフのセンスにあります。

「逃げろー!!鮫の罠だ!」
「鮫の鳴き声に惑わされないで!」
「夫は今も鮫感染症に苦しめられています…」
「ママ~温泉はいりたい…」「ダメよ!鮫が出るわ!」

凄いですね。脳ミソのどの部分を使ったら
こんなセリフと物語が思い浮かぶんでしょうか。
この手の感動は『くそみそテクニック』初見以来です。

しかし終盤の市長・海洋生物学者・謎のマッチョが
共闘してラスボスを斃す展開は意外とハラハラします。
そしてエンドロールで流れるテーマ曲が
必要以上にカッコよくて地味にムカつくんですよね。
(こんないい曲もったいない!!
リキシマンのテーマ曲なみにもったいない)

時間も77分と短いですし、
『バカ映画が観たいけど、
あんまりバカ過ぎるのは耐えられない』
という方におすすめです。
シャ~~ク~~~~!!(鮫の鳴き声)


以上でした。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する