六塔掌月 「ブラインド・パイロット」
これがいちばん好きかも。
作中作ブラインド・パイロットからは白い闇という言葉をイメージした。
麻里が○○しようとするのも、そうデザインされた育て方だったから、なのかも。
あぼがど 「セリとナズナとふたりの宇宙船」
ネーミングセンスが良い。最初にWebで読んだからか、横書きのほうが読みやすい文章だと思ってしまった。
新 星緒 「都を追われてひとり旅(ただしネコもいます)」
ほのぼの異世界FT。このアンソロジーだから、何かひっかけがあるのかと深読みしすぎた。
柏沢蒼海 「Journey Home」
○○を回収するって、その方がコストかかりそうだけど、最後できちんとまとまってる。
伊和千晶 「藤の花をみたら思い出しておくれ」
和風現代幻想小説。この小説だけ「…」の位置が二ヶ所もズレてるのが惜しい。
甘衣君彩 「もう一度。ファンタジーを。」
「ファンタジーとは、世界の癒やしだ」みたいな言葉を聞いたことあって、その意味では超! 正統派ファンタジー小説。
かんな 「ぼくは明日トマトを買いに行く」
こういう外国っぽい雰囲気は、どうやったら書けるのだろうなあ。
渋皮ヨロイ「ほしのもと」
良い話ふうの恋愛小説なのか!?
武石勝義 「真字名解記」
忌州《きしゅう》ww……この次が紀州(和歌山県)由来の作品なのは、わざとなのか?
松田夕記子「黄金の高野豆腐」
本人としてはバカSFのつもり。
海猫 「北緯十七度の幽霊」
これは「セリとナズナとふたりの宇宙船」とは反対で、縦書きにしたほうが面白く読める。
平沼辰流 「Lebensunwertes Leben」
一歩間違うと厨二病的死との戯れなのだが、描写力で読ませる。
鳥辺野九 「オモイ」
SF的異世界転生!? フラットアースネタは好きです。
秋待諷月 「透明な伝書鳩」
Webで読んだことあるような気がするんですが、どこだったっけ? キムチとごっちゃになってるのかな?
Yoh クモハ「月経樹」
あー、これも面白かった。文章がうまい!
蒼桐大紀 「いつかあの空を越えて」
とてもSFらしいSF。こういうのは書けないですね~。
レターパックでこの本を送れるのかと驚きましたが、赤色のほうなら厚さ無制限なんですね。勉強になりました。