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『続三国志演義』最終章。

こんばんわ。
2月は『続三国志演義Ⅲ』のネタ本である『通俗続後三國志後編』がパックリ分かれてコナゴナになるというアクシデントもありましたが、なんとかつなぎ直して元の本らしい形になってくれました。ふう。

昨日の第二十九回で第二十九章は終わり、次回から最終章となります。いやー、長かったなあ。といっても、『通俗続後三國志後編』は九十七回まであるのですが、劉淵に始まる北漢の盛衰記としては三十九回まででほぼ終わりとなります。

おつかれさまでした!まだ終わってないけど。

そんなわけでようやくラストが見えてきましたが、翻訳としては九十七回まで全部やる予定なので、以降の「余録」もお時間がある方はお付き合い下さい。でも、たぶんここまでのペースは出さないというか、出せないですね。ゆるゆるとやるつもりですので。

果たしてボロボロのネタ本はもつのか、という懸念もありますし。

ついでに、正史翻訳の『テキトー南北朝』ももう少し物量を増やしたいところであります。あれ、原文、書き下し文、本文と三段構成なんでけっこう時間かかるんですよね。もう少しライトな文体を身につけたいものよのう、という個人的ニーズから始めましたが、油断すると翻訳調になるのでたぶんビョーキ。

ここ二年は翻訳ばっかりやってたからなあ。。。

関西人なんで、話すともっとライトっつーか軽いっつーか、バカっぽい感じなんですけど。書くとなかなかそうもいきません。というか、ひらがなばっかりになって読みにくいんですよ、関西弁。難しいものです。

それに、タイトルの付け方で読まれる/読まれないに大きく影響することもよく分かってオモシロいです。興味を惹く言葉というのはあるんですねえ。

さあ、訓読でもしようっと。

3件のコメント

  • お疲れ様です。いよいよ最終章ですね。ついに、漢の最期の日も近いですな。

    演義小説として見れば、最期を飾るのが、趙高を想起させる靳準。項羽を想起させる劉曜。劉邦を想起させる石勒。というのが皮肉ですね。因果はめぐるという奴です。

    >翻訳としては九十七回まで全部やる予定

    素晴らしいですね。尾田玄古さんもお喜びになっておられるでしょう。

    二十年前、反三国志翻訳の頃に翻訳されていれば、その半分ぐらい売れて、それなりに知名度はあったかもと思うこともありますが、(総合的には反三国志より面白くても、序盤と設定、結末を迎えているかの差で同時期でも反三国志ほどには売れないとは思います)もし、そうだったら、反三国志と同じ扱いをされて、大して調査は行われず、一時的に消費されて終わりだったかもしれないかもと思うと、尾田さんとしても、これでよかったのかもしれません。

    wikipediaの三国志後伝の項目からは、こちらの翻訳のリンクが個人の翻訳であることを理由に消されていましたが、wikipediaの外部リンクは「情報の信頼性、検証可能性などにおいて書籍や学術論文などと同等の水準を保っており、出典、参考文献として掲げるに値するサイト」は考慮に値するとのことですので、週末に付け直しておくことにします。他にも同様のリンクがある項目もありますし、問題はありません。

    >タイトルの付け方で読まれる/読まれないに
    >大きく影響することもよく分かってオモシロいです。

    サイコパスのところだけ多かったですね(笑)。私もフォロワー数の割には、togetterのPV数は多いみたいですが、これもタイトル勝ちですね。ネット時代ではタイトルはかなり重要と実感しています。



  • こんばんは。
    いよいよ最終章となりましたが、なかなか進みませんね。なんつーか、話が重いです。

    秦末に近いかと言うと、どうなんでしょうね。類型化するとこぼれ落ちる部分が多そうですが、説話として作者がそちらに寄せた可能性はあるかも知れません。秦漢交代期は当時から人気だったでしょうからね。

    反三国志は三国志をまるっと使ってますから、それなりに読む人はいそうですよね。本作は後日談ですから、人気では及びますまい。

    そういえば、wikiからの流入に代わって、もっと知りたい!三国志からちょびっと流入がありました。たどると、後伝を紹介してリンクされていました。露出が増えるのはありがたいことです。

    サイコパスが人気。
    タイトルはホントに大事みたいです。ふーむ。なるほどなあ。タイトルかあ。まったく無視してました。反省、、、はしませんけど(笑)
  • wikipediaのリンクは張りなおしました。

    あちらのサイトの記事にはご協力させていただきました。

    以前、お話していた三国志後伝紹介のネット記事としてです。まだまだ続ける予定ですので、よろしくお願いします。

    タイトルについては、「三国志後伝」よりも「劉備や孔明の子孫を名乗っていたら、司馬のクソガキどもが勝手に殺しあって、漢皇帝に即位できた件について」とか、「最底辺の奴隷が、チートに目覚めて、勝手についてきた天才軍師とともに天下を支配し、曹操や司馬懿を小物と言い切って誰も否定しない件について」とか、後半は史実ですが(笑)、確かに食いつきがいい気はします。

    楚漢については、「なろう」の歴史物が人気が出て書籍化までされていますので、中国物も壊滅的ではない感じですね。
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