こんばんは。
急に、宝物紹介第二弾をします。
今回の宝物は、『アイザック・アシモフの科学と発見の年表』です。
アシモフ。言わずと知れたSFの巨匠ですね。『われはロボット』のロボット工学三原則はあまりにも有名です。
SF的言葉を調べたり、SFを書こうという時は、これ一冊あれば、まず間違いはないです。
(ちなみに現在加賀倉が連載中の『星期一の超極短〜げつようびのスーパーショート〜』で第一話が、人類の二足歩行について、なのは、『アイザック・アシモフの科学と発見の年表』にて人類最初の発明を、二足歩行、としているから、というのが理由として大きいです。)
こちら、本当に素晴らしい本なのですが、定価税抜7500円である点と(たぶん中古しか流通していない?)、少なくとも高校の物理・化学・生物学の基礎レベルの知識と理解がないとちょっと楽しみづらい程度には、容赦がないという点が、ややとっつきにくいかもしれません。
が、結構SF好きを豪語している人間でも目から鱗な発見が無限にある本なので、SFをカク・ヨム方々には、おすすめではあります。
そして急旋回しますが、ここからは加賀倉自身の作品の紹介です。
まず一つめ。アシモフで思い出しましたが、今構想段階のSFで、アシモフを創造神とするロボットと人間の共存世界において、ロボットの反乱により人間が電脳世界に追いやられてデータ化を余儀なくされるという(言葉足らずでイミフ)コンセプトの作品があるので、固まったらそのうち出します。ちなみに仮タイトルは『無量大数バイトの優越』です。
二つめ。カクヨムを始めてわりと初期に、アシモフのロボット工学三原則、にあやかって書いた二番煎じのような作品、『クローン三原則』なるものを書いておりますので、例によってURLを載せておきます。
設定ありきではありますが、まずまずな運用なのではないでしょうか!?!?
↓『われはクローン、否……』
https://kakuyomu.jp/works/16818093082890580903↓その概要も載せておきます。
【キャッチコピー】
クローンの子は、クローンか、ニンゲンか。
【あらすじ】
——クローン三原則。
其の壱『一対の原則』
人は皆、常に例外なく、自身のクローンの一体を所有し、それら二者を一対とする。クローンが亡くなった場合、新たなクローンを二十四時間以内に再生産しなければ、これを罰する。なお、一卵性の多胎児(たたいじ)の存在は、この原則に反するので、これを間引く。
其の弐『オリジナルの優越』
オリジナルとクローンの脳は同期されなければならない。クローンは、オリジナルが起こすはずの言動を逸脱せぬよう、毎日二十四時〇〇分をもって、遺伝子共鳴装置により完全に同期される。なお、同期は常に例外なく、オリジナル側を基準に行われる。
其の参『人権の否定』
クローンは社会においてオリジナルと表面上同等に扱われるが、人権は認められない。よって、クローンに何らかの不具合が生じた場合、政府はこれをいつでも処分できる。処分に対する拒否権に関しては、オリジナル、クローン共に、これを認めない。
人類は、これらの原則により、「繁殖」「兵役」「労働」において、大きな恩恵を受けた。
しかし、その後には、「反乱」と「変革」があった……
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そして最後に、12月の予定(ごく一部)ですが、
ミステリーの連載をします。
題は『半跏思惟のナウマンゾウ』です。
全13話。
湯船にぼーっと浸かっていると、頭に「これよくないか?」的なプロットが降ってきたので、さっきまとめてみました(本当です、信じてください)。
では、寝ます。
おやすみなさいませ💤