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設定メモ(2)

●超光速航法
 これまでに登場した超光速航法はふたつ。ひとつは《ゲート》を使うもの、もうひとつはスリングショット航法です。
 《ゲート》は、いわば次元の“穴”で、星系間の移動に使われます。《ゲート》の近辺で次元位相転移エンジンを起動すると、エンジンによる次元膜が船体を包み込み、“穴”に引きずり込みます……が、すぐに別星系の“穴”から吐き出されます。《ゲート》同士は1対1の関係です。
 一方、星系内の移動にはスリングショット航法が使われます。太陽などの重力井戸に仮想のアンカーを打ち込み、少し上の次元に移動すると、超高速で移動できるしくみです。理論上、重力井戸に対して60度の円錐領域には移動できません。スリングショット航法という名称は、タケルが分かりやすいように付けたもので、銀河標準語での正式名称は別です。

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