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二章あとがき&新章告知


こんばんは、私です。


今回は、『煌国』の第二章が完結したということで、あとがきという名の自作語りとかをしていこうと思います。
例によってネタバレを含みまくりますので、未読の方はぜひ拙作『煌国のマジェスティ』を読んでから………ということで。











それにしても、第二章を書き上げてから約3ヶ月ちょっと。週2回投稿でやっと完結まで持ってこれました。
追って読んで下さってる方には、改めて万感の感謝を。そして宜しければ、これからもお付き合いをお願いします🙇‍♀️


それにしても、第二章は『戦塵』の名の通り、皇位継承戦争が開戦しただけあって激しいものになりましたね。私は集団戦とかそもそも戦記自体に初挑戦(というか処女作)ですので、『これはちゃんと書けているのか………?』と自問自答しながら公正しておりました。


そして第二章では、新たなキャラクター……つまり敵が顔を出し始めましたが、これでもまだ想定しているキャラの数からすれば半分も行ってないという恐怖。
それぞれの皇位継承権者の軍勢に、それぞれの武将………と考えると致し方ないのかもしれませんが、それによってひとりひとりのキャラが薄まったりしないか心配しておりました。


しかしそんな中でも、書いてて楽しかったのは第四皇位継承権者アルミダ率いる、戦乙女神隊の面々です。


やっぱり敵キャラには、味方のキャラと同等かそれ以上に力を入れないと、物語に深みが出ない(何を知ったような口を言っているのか)ので、頭を悩ましましたが…………
書いてみると、彼らはもはや作者の思惑を超えて、勝手に喋り出すようなキャラたちになってしまいました。


ダイゼノンに、シン、クセルアトラ、それとアルミダ。


この四人の掛け合いは、全然筆が止まることは無かったのを覚えています。それに初戦の相手ということで、それぞれに見せ場があって、かなりお気に入りの陣営になりました。


それに、まだアルミダ陣営の掘り下げもありますし、もはや敵というよりはもうひとつの主人公的立ち位置なのでは………?と思い始める始末。


でも実際に、五つの陣営。それぞれにちゃんとスポットを当てて、みんな主人公と言い張れるように、話を回していきたいとは思っています。
自分の力量がそれに追いつくかは、疑問ですが(笑)





……さて、最新の展開を追っている人からすると、「この作者は主人公を曇らせたい性癖なのでは?」と当然の疑問を持たれるような展開で、第二章は幕を閉じました。


あの展開は、既定路線です。この物語の構成を考えていた時点から決まっていたもので、アインたちには乗り越えてもらうしかありません。


兵力は半減し、城塞は失われ、一番の戦力であるレナードは負傷し、幹部のヨアキムは裏切り、それによりストライカーが死亡………


加減しろ莫迦!と言われかねない状況ですが、一縷の希望は繋がっています。バッドエンド気味となりましたが、ここからアインたちがどのようにしていくのか。それは夜陰の先にこそあるという事で。


それに付随して、第二章の後半部分の、王の影襲撃からオルネスト防衛戦を経て、終盤へ続くまでの展開はかなり印象に残ってますね。


ゴットキルト将軍はかなり好きなキャラなんですが、やはり一番力が入ったのはストライカーの最期でしょうか。


味方の主要なネームドが退場する展開は、やっぱり全力で書き上げたいじゃないですか。
敵に攻められ孤軍奮闘し、名も知らない一般兵士にやられる………という結末ですが、私は自分で、あれ以上のものは書けないと思います。それくらい書ききりました。


丁度その回を書いてた時、YouTubeでファンタスティックユース様がカバーしている、「とても素敵な6月でした」という曲を偶然聞いてですね。ストライカー死亡回と合わせて、涙腺が刺激されたのを覚えています。あれは卑怯だよ。


合わせて、最後にストライカーがカジャに向けて言った台詞なんですけど、実は第一章で、同じ台詞をカジャに向けて言ってるんです。私自身、そういうセルフパロ(?)みたいな展開が大好きなので、今後も盛り込んでいくと思います。
ちなみに第二章の始まりは、第一章の始まりと酷似したシーンにしておりました。






さて、後書きはこれくらいにしておきます。
ここからは新章について。


近況ノートで言った通り、第三章は既に完成しておりますので、週2投稿は守れそうです。
しかしそれが始まるまでに、追憶の章(あらすじ)と、幕間の章(おまけパート)が2話あります。


つまり、7/17から新章が始まるわけですね。
ちなみに、本編が暗い終わり方をしたので、幕間の章は明るめの話にしておきました………(手遅れ)。前回の幕間に比べてかなり楽しく書けたので、見ていただければ幸いです。


そして、恒例にしていきたいテーマソングですが、第三章は【志方あきこ】様の『誰ガ為ノ世界』にしました。
単純に好きなのもありますが。




それでは、長々と失礼いたしました。

『煌国のマジェスティ』、第三章【夜陰の章】。

良ければまた、お付き合い下さいませ。


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