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 おはようございます。

 さて、サブキャラ語りの最後を飾るのは、メイダルでは宗教界の最高権威、大司祭ミスラトネルシェラです。
 レルシェントの実母でもある彼女のあれこれ、公開します。

 本編はこちら
「世界は骰子と遊戯盤」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882216349


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 さて、サブキャラ語りシリーズの〆は、レルシェントの母にしてメイダルの宗教界の頂点に立つ大司祭ミスラトネルシェラです。

氏名:ミスラトネルシェラ・ゾフィリアー・アジェクルジット
種族:霊宝族
性別:女性
額の宝珠:曙映華石

 現在、メイダルの宗教界の頂点に立つのが、ミスラトネルシェラです。
 代々世襲で受け継がれる大司祭家は、ルーツは黄金時代と呼ばれる古の時代にさかのぼると言われており、現在のイウジニルレース王家よりはるかに古いと言われています。

 王朝の交代は、メイダルの前身、ウーズルの時代に何度かありましたが、新しい王家は自らの正当性の証明のため、アジェクルジット大司祭家から配偶者を得たといいます。
 少し前にも(と言っても数百年前ですが)王家は大司祭家から配偶者を迎え、現女王アイルレーシャは、ミスラトネルシェラから見れば姪に当たります。

 さて、霊宝族の理魔法による魔導力を社会の中核に置くメイダルにおいて、魔術の女神オルストゥーラへの信仰は、社会の在り方と密接に絡み合っています。
 魔術の女神オルストゥーラへの信仰は、メイダル以外の出身の者には理解できないほど切実かつ日常的なものです。
 霊宝族系の種族の額の宝珠を通じて、彼らに魔力を与えるのはオルストゥーラ女神その人なのです。

 女神の与える「魔導武器」は、ある一定以上の魔力レベルに到達した人物には事実上必須ですし、それなりの魔力に達しているにも関わらず魔導武器を持たない人物は、かなり不審がられます。
 そしてその魔導武器を維持するためには女神の法を踏み破るようなことがあってはならないので(あまりに女神の怒りに触れると、魔導武器が壊れます)、自然に女神の意思、つまり宗教が尊重されます。

 何か迷うようなことがあれば、メイダルの民は身近な神殿で聖職者に助言を求めますし、折りに触れて宗教行事が祝われ、メイダル全体の魔力を底上げするべく、メイダル人は日々の祈りを欠かしません。

 こうした社会背景にあって、大司祭は、ある面では国王をも凌ぐ権力を持っています。
 ただし、権力の濫用はご法度で、女神の名を汚すような真似をした司祭は、女神から直接罰せられると言われています。

 ミスラトネルシェラは、その女神の恵みたる魔力、そして大司祭としての徳という点で、並ぶものなき存在と言われています。
 いつも神秘的な笑みを絶やさぬ彼女には、常に神界の様子が見えているのだと言われていますが、他人にそのことを問われても、彼女は静かに笑みを深くするだけで、その答えを口にしようとはしません。