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 おはようございます。

 本日はサブキャラ語り第四弾、レルシェント父にして「呪いの大家」ナルセジャスルールをお送りします!!

 本編はこちら
「世界は骰子と遊戯盤」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882216349


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 さて、いよいよ本来の主人公、レルシェントの両親について語る日が来ました。
 レルシェント父、「無敵の呪厭師」ナルセジャスルールです。

氏名:ナルセジャスルール・オロウンジアニ・アジェクルジット
種族:霊宝族
性別:男性
額の宝珠:夢黒石

 さて、レルシェントの父、アラビアンで妖しげな美男、ナルセジャスルールは、メイダルでも恐れられる「呪厭師(じゅえんし)」です。
 本編中でも説明しましたが、この呪厭師という職業は魔法的な懲罰を下す、一種の刑吏なのです。
 平たく言えば、呪いをかけて特定の行動を制限したり苦痛を与えたりして、罪を犯した者を罰します。
 この呪厭師は当然、普通の手段では解呪されない強大な呪術系魔法を使いこなすことが大前提であり、魔法王国メイダル由来の人物しか就業する者のいない職業でもあります。

 呪厭師というものは、魔力の高い霊宝族系住人といえども、そう簡単になれるものではありません。
 刑罰として呪いを施すのに、相手にあっさり解呪されてはたまりませんから、当然並外れた魔力をもっていなくてはなりません。
 同時に、呪い系の禍々しい魔力を簡単に使いこなす適性と、同時にそれに呑まれない高度な倫理観が必要です。
 こうした呪厭師必須の魔力は、悪用すれば悲惨な事態を引き起こすことが容易ですので、魔力そのものと同じくらいに、それに溺れない精神力が必要とされます。
 しかし、精神の暗部、冥府の力にも近しい呪術系魔術は、特に精神を蝕みやすく、優秀な呪厭師であり続けることは想像以上に茨の道です。
 こうしたことから、呪厭師には高い社会的地位と報酬が約束されていますが、それでもその魔力の禍々しさから、人によっては一種の忌避感をもたらすものでもあるのです。

 ナルセジャスルールは、メイダル始まって以来の逸材とまで言われる呪厭師です。
 霊宝族の使う「理魔法」の中の「呪術系魔法」ですから、対象の運命の流れのようなものに干渉して、予期せぬ、そして防ぎようもない呪いを刻み込むことができます。

 自分でも「呪厭師を志していなかったら、呪術系魔力に心身を蝕まれてまずいことになっていた」と述懐するように、一人の人として極限と言える力を持つのが彼、ナルセジャスルールです。

 ナルセジャスルールが伴侶となる大司祭ミスラトネルシェラと出会ったのは、精神の安定のため足しげく通っていた大神殿でした。
 何故か「この人と結婚するだろうな」と考え、「実際にするすると結婚する運びになった」そうですが、子供たちに「そんな安易な」と言われても、彼は妖しく笑いながら「そういうものさ」と言うだけなのです。