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自己紹介:NYから小説を書き始めた理由①

はじめまして!灯夜しのです。
私を知ることによって、少しでも小説の方に興味を持ってもらえればと思い、今日はどうして小説を書こうという思いに至ったのかを少し話せればなと思います。

元々私は日本で暮らした経験はなく、生まれた時からニューヨークにいます。

両親は二人とも日本人なのですが、やっぱりこっちに住んでいる日本人の2世は大体日本語が喋れなくなってしまいます…

そりゃそうですよね、日常で使う機会少ないですし、学校に行き始めたら1日のほとんどを学校で過ごすわけですし。

父は会社員ではなく職が不安定だっため、いつ家族で日本に本帰国してしまうことになるかわからない状況の中で私を育てた母は、何かあった時のために絶対に日本語は勉強させておこうと思ったみたいです。

母本人が英語苦手っていうのも大きな理由の一つだとは思いますが…笑

元々本が大好きだった母は、私に沢山の日本語の本を買い与えてくれました。
決して裕福ではなかった我が家。なんなら、本気でホームレスになってしまうかもというくらい切羽詰まった時だってありました。

それでも、母は私が日本語を覚えるモチベーションになるならと本だけはいつも買ってくれました。

今では値段もだいぶ上がってしまい、日本語の本の品揃えも少なくなってしまいましたが、当時はニューヨークにあるBOOK OFFは私にとって宝の宝庫でした。(正直、紀伊國屋で新刊をじゃんじゃん買えるお金は我が家にはありませんでした。今は自分の稼ぎをアホほどKindleに使い込んでるので許してください。)

中学生の時に不登校になり、BOOK OFFに入り浸り立ち読みをよくしていた時期もあったのですが…それはまたのお話。良いこは真似しちゃいけません。

当時は100円コーナーならぬ$1コーナーもあり、通常の本棚でも1冊大体$2〜$5で買えました。(ちなみに今では安くて$5からです。インフレって恐ろしいですね。)

通常、日本人の子供達は皆土曜日に補習校という日本語学校に通っていたのですが、「土曜日に学校行くくらいなら死んでやる」という強い思いがあり、

さらに負けず嫌いを拗らせているのもあって「土曜日も学校行って一生懸命大量の宿題を出されて頑張ってるやつらよりも自分が賢いことを証明してやる」

という性格も根性も捻じ曲がった思想の中私は日本語を漫画や小説を通して必死に勉強しました。

動機はかなりアレですが、今ではプロの通訳としてお仕事をいただけるくらいまで日本語がしゃべれるようになっています。お母さん、ありがとう。でも、私の性格の悪さもおそらくあなたゆずりです。

ここまででわかる通り、私は本が大好きです。本のおかげで今お金が稼げてると言っても過言ではありません。活字中毒だった私はバイトを始めるや否や、バイト代のほとんどを本につぎ込んでいました。

続きます。

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