「ネオネースト」完結しました。これで捜査官たちのお話は終わりです。今まで沢山の応援ありがとうございました。
以下、いつもよりもかなり長文になります。
さて、私の投稿日時を見て、「やたら早筆だなあ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。2017年に入ってから、私は何本もの小説を書き上げました。
このペースは、普通に働き、普通に生活していては、とても書けるペースではありません(少なくとも、私には)。
それではなぜ、こんなに沢山の小説を書けたかというと、私が休職していたからです。
私は2016年の3月に、「双極性障害」という病名を告げられました。昔で言うところの「躁うつ病」です。
それから数ヶ月休職し、復職し、それでもやはりダメで、二回目の休職。絶望しました。
休職期間というのは、楽な期間に思われがちですが、本人にとっては辛く苦しいものです。
休んでしまったことに対する申し訳なさ。仕事ができない自分へのふがいなさ。
そういったものを抱え、ぼんやりと毎日を過ごしていました。
そんなとき、ふと自分の過去の小説を読み返してみたのです。書いていた当時の楽しさ、迷い、苦しみが、一気に蘇りました。
それがきっかけで、新たにキーボードに向かうことにしました。今の私にしか書けない何かがあると思いました。
休職中は数多の時間があります。同僚たちが働いている中、執筆に時間を割くことに後ろめたさはありました。
でも。今しか書けなかったんです。書いて書いて、例えそれが稚拙なものでも、誰かに届けたいと思ったのです。
こんな場で、双極性障害のことを打ち明けるのは、不適当だったかもしれません。
しかし、同じ病気の方で、エッセイにこのことを打ち明けて下さった方がいました。それは大きな勇気づけになりました。
また、プロフィール欄に、精神障害を患っていると書かれている方も少なからずいらっしゃいます(この報告の投稿後、私もそうするつもりです)。
私もその方たちのように、誰かを元気づける存在になりたい。病があっても、小説は書けるんだと言いたい。
それが私からのメッセージです。
明日から、私のリハビリ出勤が始まります。
よって、小説を書く時間的、心理的な余裕は無くなってしまうでしょう。
新作が書けるようになるまで、長い間お待たせをするかもしれません。もしかしたら、この「ネオネースト」が最後になるかもしれません。
もし、もう一度お会いできる時が来たら。
そのときは、よろしくお願いします。