京アニの放火事件で亡くなった方々の名前がエンドロールで出てきたときには思わず黙祷しました。
本作品は、軍人だった少女が戦後、手紙の代筆業を通じ愛の意味を探す物語です。もちろんTVシリーズを視てなくても、充分物語としての完成度が高いのです。
劇場版は、TVシリーズで描かれたエピソード、その後日談も含めて描かれているように感じました。
主人公ヴァイオレットとギルベルトの話を中心に据え、親子愛・兄弟愛・友人との絆・命の重さを物語全編にかけて穏やかに流していきます。
三隈は涙腺が弱いので、中盤からボロボロ涙流してました。
こんな素敵な作品を作り出した京都アニメーションの方々に感謝するとともに、そういう方々を自分勝手な理由で死に追いやった犯人に改めて憤りを覚えました。
それでも、この作品のメインテーマ「あいしてる」という言葉にもっと人は優しくなれるという気持ちにしてくれる素晴らしい作品でした。
自分もこんな、人を優しい気持ちにさせるような作品作りをしたいなと思います。