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彼岸花

第2話を書くに当たり

江戸三大飢饉について
かなり調べました。

享保の大飢饉(1732年)
天明の大飢饉(1782年~1787年)
天保の大飢饉(1833年~1839年)

これに
「寛永の大飢饉」(1642年~1643年)
と言うのが加わって
四大飢饉は日本史でも教科書にありましたよね。

でも、チョッと調べると
東北地方は
享保の大飢饉よりも
宝暦の飢饉の方が損害が大きかったようです。

地方によって
被害のスゴさは違ってくるんですが
例年の2割前後しか穫れなかった
というのが、アベレージのようです

しかも
江戸時代の飢饉は
上に書いたとおり
数年間に及ぶ被害が続くんです

たまったもんじゃないですよね。

火山の噴火やいろいろな理由はありましたが
原因はともかくとして
庶民が悲惨な状態になったのは事実です

そして調べれば調べるほど悲惨でした。

ところで
東京では、河川敷や里山に
いま、彼岸花が美しく咲き並んでいます。

あの花は人手の入ったところに咲く
歴史の古い帰化植物です

鱗茎には強い毒がありますが
毒抜きをきっちりやれば食べられるそうです
(絶対に食べないでください。危険です)

危険を承知で、飢えとの戦いに備えて
人々は、意図的に植えてきた気がします。

食べたら「彼岸(死ぬ)」しかない

と言われる
鮮やかな赤い花。

植えた人々は、あの花をどのような目で見ていたんでしょうね



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