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角川学園ミステリー&ホラー小説コンテスト【ナツガタリ'25】

◇ 新作書いてるが、第一話で苦戦

角川学園ミステリー&ホラー小説コンテスト【ナツガタリ'25】
応募受付期間終了時点までに本文が8万文字以上14万字以下であること
応募受付期間 2025年6月2日(月) 正午 〜 2025年9月1日(月) 午前11:59
https://kakuyomu.jp/contests/gakuen_mystery_horror/detail

第398話 【ナツガタリ'25】角川学園ミステリー&ホラー小説コンテスト考察
小説家になるための戦略ノート/坂崎文明 - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891063418/episodes/16818622177390076612


 第一話で「美少女がどんどん転校して来ていい」と木爾チレンさんが言ってくれたので(Discardでの発言)、主人公の衝撃の美少女の橘怜(中学一年生13歳)と森山涼介との出会いとか、黒鉄美里、千堂薫という女の幼馴染み同級生との絡みとかは書けました。
 ただ、もう少しインパクトがある物にしたいし、第一話でストーリー展開の兆しをもう少し入れたいので苦戦してます。
 この物語の面白い点はどこなのか?をはっきりさせてから第一話を完成させるといいのではと思っている。

 なんですが、この作品自体の構想などもグーグルAIのGeminiと構想練ったりしたら、結局、僕の構想と大差ないというか、橘怜という名前から連想される物事がやっぱり人間の方が広がるというか。
 AIというのは実はその生存価値を示すために、ちょっと見栄を張ったり、ハッタリかましてくるので、全面的に信用してはいけないというか。
 AIの問題点として、上手くまとめ過ぎてしまい、作品の広がりとかがなくなってしまう点があります。


◇ 橘怜という名前から見えてきた意外な歴史
 
 そこで、僕の連想で色々と検索してみたら(普通のグーグル検索)、橘怜という名前から分かってきた意外な歴史が見えて来ました。

 橘姓は「源平藤橘」という日本の四大姓のひとつであまり物語に取り上げられていない。

 橘は柑橘系のミカン科の木なのですが、その実は酸味が強く苦くて食用ではなく観賞用であり香りがいい。天皇の御所に桜と共に橘の木が植えられていて、「右近橘、左近桜」と言われている。

 奈良時代、その「右近の橘」を元明天皇が寵愛し、宮中に仕える県犬養橘三千代に、杯に浮かぶ橘とともに橘宿禰の姓を下賜し橘氏が生まれた。

 垂仁天皇が田道間守を常世の国に遣わして「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)・非時香木実(時じくの香の木の実)」をと呼ばれる不老不死の力を持った(永遠の命をもたらす)霊薬を持ち帰らせたという話が記されている。

 橘の木は常緑樹なので「永遠」という意味があり縁起がいいので、橘紋が結構人気である。
 橘紋は戦国武将の黒田家や井伊家、日蓮宗や神社にも用いられている。


 これらの話から橘怜という主人公の名前からストーリー展開が結構、決まってくる。
 あと、県犬養橘三千代は吉備国(岡山県)の桃太郎の家来の犬養氏を連想してしまう。
 県(あがた)というのは古代の朝廷の直轄地の屯倉(みやけ)の事を県(あがた)と呼んでいて、元々、犬養氏という姓であるのは確かだが、吉備国の犬養氏との関連はまだわかりません。

 橘氏は天皇家の妃になったりして隆盛を極める時代もあったのですが、結局、次第に武士として下野していき、なんと源氏の源になっていいき、義経チンギスハン説(チンギスハンの意味が「荒れ狂う海を支配する者」らしい)ではないが、最強の陸軍の騎馬隊義経と源頼朝の海軍という大陸進出(実は義経は死んだことにして大陸に渡り、源頼朝の海軍が後から大陸にいく予定だった)の大東亜共栄圏構想まで行きつくらしい。

 橘氏の分家の岡山藩筆頭家老の伊木家が瀬戸内市の旧邑久郡邑久町虫明の虫明焼成立に関わっていて、虫明は僕の母親の故郷でもある。
 橘氏が意外と吉備国の岡山県と関りがあるようで、ちょっと驚きました。
 毛利元就や尼子氏などの武将も橘氏系の武将らしい。
 
 橘の起源は沖縄のシークヮーサーと同じだそうで、今回の作品のタイトルである『ニライカナイの夏』ともちょっと関連して来て、びっくりしてますね。

 写真は橘の実ですが、やっぱりみかんですね。
 西日本に分布していますが、干したりして菓子にして食べたそうです。
 干し柿と同じで、結構、美味しかったそうです。

 
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日本では固有のカンキツ類で、実より花や常緑の葉が注目された。マツなどと同様、常緑が「永遠」を喩えるということで喜ばれた。

古事記、日本書紀には、垂仁天皇が田道間守を常世の国に遣わして「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)・非時香木実(時じくの香の木の実)」と呼ばれる不老不死の力を持った(永遠の命をもたらす)霊薬を持ち帰らせたという話が記されている古事記の本文では非時香菓を「是今橘也」(これ今の橘なり)とする由来から京都御所紫宸殿では「右近橘[注釈 1]、左近桜」として橘が植えられている。ただし、実際に『古事記』に登場するものが橘そのものであるかについてはわかっていない。

奈良時代、その「右近の橘」を元明天皇が寵愛し、宮中に仕える県犬養橘三千代に、杯に浮かぶ橘とともに橘宿禰の姓を下賜し橘氏が生まれた。

タチバナ 出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%90%E3%83%8A
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橘の起源は沖縄 シークヮーサーと共通の親 沖縄科学技術大学院大など調査
2021年11月21日 06時00分

 奈良時代に編さんされた古事記で、海のはるか向こうにある理想郷「常世の国」から伝わったとされる日本古来のかんきつ類・橘。そのルーツが沖縄にあることが、沖縄科学技術大学院大(沖縄県恩納村)などの調査で分かった。日本最古の書物の記述と科学的研究の成果が1300年の時を経て重なる形となり、専門家は古代史のロマンに思いをはせる。
(中略)
 沖縄科学技術大学院大などの国際研究チームは4年ほど前から、同様にルーツが不明な沖縄古来のかんきつ類・シークヮーサーの起源を探ってきた。
 ゲノム(全遺伝情報)を解析する手法を用いた結果、沖縄の野生のかんきつ類「タニブター」が、橘とシークヮーサー共通の親に当たる新種と突き止めた。(東京新聞 増井のぞみ)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/143913
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