〇はじめに
皮革に関しては正直敷居が高い印象だと思います。
プロの作品がそこら中にあふれていますからね。
しかしプロでなくとも、経験値が少なくとも、このくらいのものは作れますよ、というのが今回のテーマです。
ということでより詳しい方がいましたら、ぜひ記事にしたいのでお寄せください!
〇革製品の良さと難しさ
布地と比較すると分かりますが、とにかく素材が厚くて硬い。
これに尽きます。
裁つのは基本ナイフだし、針を通す穴をあける必要があるし、糸も太い。
これがまぁ難しさに直結してますね。
しかしそれだけに丈夫さだったり、革独特の味わいなんかが良さになりますね。
〇必要な道具
カッター……専用のものもありますが、小物ならカッターナイフで十分。
ただし、刃は新しくしましょう。
切るのが楽だし、仕上がりがいいです。
カッターマットはぜひ欲しいところ。百均で売ってますよ。
菱目打ち……これで縫い目の穴をあけていきます。
1目用と3目用、これだけあればとりあえずオーケーかと。
トンカチがいりますが、これはまぁなんでもいいのではと。
縫い糸 ……本来は革用の糸にワックスを付けたりするのですが、最初からついてるものがあります。500円くらい。
縫い針 ……革を縫うには同じ針が二本必要です。糸の両端に針をつけて交互に糸を通していきます。
トコノール…切り口とか裏面に塗って毛羽を押さえるものです。
値段は忘れました。
なくてもいいけど、あると仕上がりがいいです。
とまぁこんなところです。ネットなんかでもセットが安く入ると思います。
〇なにを作りたいか? 作れるのか?
ここですよ。ハードルが高いのは。
ということで簡単にする方法。
例えばカードケースが作りたいとしましょう。
中に入れるプラスチックのスリットとかポケット部分とかいろいろ考えるでしょう?
百均で一個買って来ましょう。
デザインよりも大きさと目的重視です。大抵は合成皮革でちょっと物足りない感じだと思います。
スマホケースなんかもそうですね。いろいろと種類があるので大きさと機能で選びましょう。
で、買ってきたら表の部分を取り外しましょう。
縫ってあったらほどいてしまいましょう。
で、取った表側がそのまま型になります。ココ大事。
で、表以外はそのままそっくり使います。
つまりは表側だけ本革に交換するというわけです。
見えるところが変わるだけで、かなり高級感が出るものです。
〇さっそく製作
①さきほど取った表側の部分を型紙にして、革にボールペンなどで形を書き写します。
ナイフで寸法通りに切り出します。
②革の裏面に木工ボンドをつけ、本体部分に接着します。
③乾いたら菱目打ちで縫うための穴をあけていきます。
④糸に針を通し(ちょっと特殊な感じですが、簡単です)、縫っていきます。
結構硬いです。指先が痛くなりますが、頑張りましょう。
慣れてくると糸目が揃ってきれいに出来るようになります。
〇基本的にはこれで完成です。
思った以上にいいものが出来ると思いますよ。
糸の通し方、縫い方のコツ、糸始末などは説明を飛ばしましたが、一冊そう言う本を買えばすぐにわかります。
〇最後に
とまぁこんな感じで適当に作っても自己満足できるくらいのものは作れますよ!
少なくとも私はそうです。
まずはなによりも一度やってみること。
そうすることで見えるものがあると思います。
※刃物の扱いにだけは十分注意しましょう!
怪我したら楽しいことが台無しですからね。
ということで参考に最近作ったスマホケースなど。
上気の方法で作ったシロモノです。
https://note.com/runner_garden/n/nad0319d91fac