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【恥ずかしながら自作の宣伝② ~賢者の手篇~】

恥ずかしさを突き抜けつつの第二回!

今回ご紹介するのは『賢者の手』です。

まずもって一番暗い雰囲気の作品です。
ずばりテーマは『自己犠牲』、この段階で暗いのが分かります。
まぁだからこそ、コメディーシーンもしっかりと盛り込んであります。

レビューやコメントなどで指摘されていたように、これは『幸福の王子』という童話もベースにしております。ベースというよりは念頭にして書いていた、というのが正確な言い方ですね。

で、自分的にはこれがけっこう気に入ってる作品なんですね。
一つにはこの作品での文章の書き方、例のマークを入れる書き方ですね、これがけっこうリズムよく書けているのではないかな、と思うからですね。

このマークを入れる書き方、これはけっこう自分なりに苦労して追求しているテーマなのですが、すごく読みやすく出来たのではないかな、と。

あとは占いの心得みたいなものを、繰り返しで何度か入れているのですが、この辺りもなかなか決まったかなと。

それにしても自薦というのは恥ずかしいですね(笑)
書いてて痛い気がしてきました。

痛いついでにもうひとつおススメは、主人公一茶のラストの方、淡々とした描写で主人公のカッコよさが出たかな、と思える点です。これはもう書き手の自己満足でしかありませんけどね。

苦労したのはタイトル、そしてラスト、特にラストは単純なバッドエンド、ハッピーエンドにならないように気を付けて書いてました。

さて、いろいろと書きましたが、基本的にはファンタジー要素のある現代ドラマです。
読みやすいと思いますので、お時間できた時にでもぜひ!

6件のコメント

  • 懐かしいですね。私が初めて関川作品に触れたのはこの作品からでした(当時まだ連載中でしたね)。
    「幸せとはどういうものなのか?」という問いかけが一茶の視点を通し、繰り返される、そんな印象が未だに残っています。ラストがまた良かったですね。

    ネタバレになりそうであまり書けないのがつらいw
  • 叶さん、こんばんは。
    コメントありがとうございます!

    いやもうカクヨム全般的なのか、ここだけなのかあまりに反応がなくて独り言になるところでした(笑)

    そうそう、当時はちょうどコメント機能が実装された時で、叶さんからのコメントがすごくうれしく何度も読み返していたものです。まぁそれもあって、自分でもやたらとコメントを残すようになりました。
    ただ当時はこの距離感がつかめず、おっかなびっくりで返信コメント書いていたのが懐かしいです。

    幸せとは何か? これは確かにこの作品のテーマでもありました。いわゆる無償の愛を一茶は周りに振りまくのですけれど、本人は果たして報われているのか? 幸せになっているのか? そんなことも考えつつ書いてました。

    実はこれってサラリーマンの生き様にも近いものがあると思うんですよね。やりがいとか、生きざま的なものを背負って働くサラリーマンなんて少ないと思うんですよ。たいていは適正のありそうな職種について、自分の時間の大半を削って、なんなら睡眠時間を削って、自分に必要なだけの給料をもらう。もしくは足りなくても我慢する、なんてところが相場だと思うわけですね。

    そこに家族やらローンやら役職やら使命感とか、いろんなものがぶら下がってきて、だんだんと身動きが取れなくなってきつつも、それらを守るために頑張ることになる。そこにはある種の無償の愛というか善意みたいなものがあると思うんですよね。

    それはあまりに当たり前になってて、見過ごされがちなんだけど、とても美しいものだと思うわけです。美しい感情であり、美しい生き方だと。サラリーマンだからと馬鹿にされるようなものではないんだぞ、と。

    そんなことを別の角度から感じて欲しいなと。これを書いててそんな風に思いました。
    ちょっと長すぎました(笑)



  • 関川 二尋様

    こんばんは。^^
    いすみ 静江です。

    折角の御作のご紹介がありましたので、興味を持ちました、『賢者の手』をまだ第1話だけですが、拝読させていただきました。

    あれこれお話して、混乱させてしまったらごめんなさい。それから、私はひと様に何か言えたものではない存在です。滝汗。

    本文で、主人公の気持ちや街角で何をしているかはよく伝わるのですが、後段になって描写される見た目や持ち合わせた雰囲気や生活の香りなどは、もう少し早目にあっても読者にイメージ補助をする役割があると思いました。

    冒頭のムード作りが上手だと思います。

    もしも、舞台だとしたら、照明が変わるとか舞台の袖に行くなどの意味で、指のマークをご使用になっておられるのかと思ったのですが、ほんの少々多目かと思いました。それは、筆者にとっても読者にとっても感覚も間隔もお好みなのですが。

    以上、こうるさいこと書きやがってー! でしたら、スルーか何かでお願いいたします。

    ただ、言えることは、今後の展開にとても期待していると言うことです。レビューを読まずに、読者としてダイブして行きたいと思います。よろしくお願いいたします。

    いすみ 静江🌷
  • いすみさん、こんばんは!
    読んでいただき、うれしいコメントありがとうございます!

    さすがに鋭いところをついてきますね。このマークは場面転換というよりは息継ぎのような感じで付けています。これは好きな作家から影響を受けているモノなんですが、こういう感じの話に用いる手法ではないんですよね。それか短くつなぐ理由が必要というか。
    まぁつまりはコレもまた修行中の作品でして、まだまだ自分なりの完成度をもとめている途中です。

    物語だけでなくそんなところまで考えて読んでいただけるのは本当にうれしいものです。だから素直にありがたく思いながらこのコメントを読ませていただきました!

    冒頭のモノローグ的なスローペースは他の方にも指摘されたことがありまして、この辺もまだまだ課題だな、と思ってました。

    とにもかくにもこの後ものんびりとお付き合いいただけると嬉しいです。
    ということで、いつも感謝しております!
  • 関川 二尋様

    おはようございます。
    続きを拝読しに参りました。
    誤字のお知らせを近況ノートに書くべきでしたかなと、今悩んでいます。
    コメントは、修正できますので、直し終わったら教えてくださいね。
    お手数を取らせてすみません。
    今回も面白かったというか、一行目から展開が変わったと思いました。
    そして、ラストの一行に続くのでしょう?
    巧い!
    すき焼きは、旨い!
    話したかったことは、作品の目次の前にある、紹介スペースですが、御作のご紹介をもっと魅力的にできると思いました。
    お忙しいと思いますが、とある編集者様にうかがって、私も気にするようになりました。
    ( ^^) _旦~~いいことはお裾分けしないとね。今日は紅茶です。
    また、参ります。
    いすみ 静江🌷
  • 関川様

    ご無沙汰しております。
    覚えていて下さって、嬉しいです。
    ゆるりと新作短編集を始めました。
    もし宜しければ、御一読くださりませ。
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