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今週も予定通りで本文投稿しました。
みなさん楽しんでいただけてますでしょうか?それが心配ですね(笑)
とはいえ私なりに反省点も見えてきたところ。
ちょっとストーリーを作りすぎたかな、とは思ってます。進むにつれて皆さんの自由度を落としているような気もしています。クロスの登場と取り扱いとか。いきなり大司教がラスボスみたいになってたり。
まぁあまり囚われずに進めていただければと。
あとまぁこれは仕方ないのですが、あまりに先の展開が見えないのも問題かもしれないです。仕方ないというのは、私もまた皆さんのをある程度読んでから進めているので、本文投稿してから話を作っているせいです。
せっかくなので驚きの展開と引きだけは多用したいな、なんて思いながらやっているので、自分でもコントロールできてないですね。
とはいえ、一応プロローグとエピローグ入れて全十話。
なんとかこれで締めようとは思ってます。
そしてエピローグは皆さんそれぞれに、違う結末が書けるような自由度を残したいとは思っております。
ということで峠も超えたことですし、なんとか最後まで楽しんでいきたいですね!
とりあえず次回は現代に戻ります。
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※フレーム説明
いきなり三年の月日が流れている。
その三年の間にキミは『あいつ』と『クロス』と共に旅をしてきた。
その最終地点は【キルト大聖堂】だった。
ここに魂が集められ、肉体に詰め込まれ、世界に解き放たれていた。
あいつは世界の破滅を望む
クロスは世界の新生を望む
キミの想いは?
だがその答えが明らかになる前に司教が現れ、キミはまたどこかへ……
※補足
いきなり三年の経過がポイントですね。
どういういきさつでクロスが仲間になったのか、あいつとはどんな関係だったか、どんな旅をしてきたのか、は全てカット!(笑)カットしすぎかもしれないですね。
この辺りを埋めるかどうかはお任せです。
それでもクロスとあいつは神と怪物、考え方の差は埋まりません。
そしてキミの想いは?というところが今後のポイントですね。
※次回展開予定
キミはなんと現代世界に送還されます!
それはキミが幸せだった時代。
この辺りで宴イベントをエピソード的にいれようかと。
結婚イベントはこれまでの投稿を読むと、ツジツマが合わなくなりそうな気がしますので止めた方がいいのかなと。
考えているのはそこまで。
アイデアあったらぜひ!
3/2 参加者が増えましたので、予告通り冒険者から戦士に変わります。
戦士の下の職業は何でしょう? 誰か教えてください。
それはともかく……
次回のプロット原案を載せます。
修正希望あれば遠慮なくどうぞ!
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第5話【キミのアレカラとコレカラ】
……あれから三年の月日が流れていた。
そして今、この時、キミの右には【クロス】が立っている。
彼はわずか三年ですっかり大人へと成長し、見事な武具を全身にまとっている。かつての子供らしさはすっかり無くなり、今は歴戦の剣闘士と言った風貌だ。
そして左には【あいつ】が変わらぬ姿のままにそこにいる。
ただその風貌はさらに凄みを増し、無敵の怪物と言った雰囲気をにじませている。
この三年間は戦いに次ぐ戦いの旅でもあった。
最初は反発していた『クロス』と『あいつ』も、ともに死線を超えていく中で仲間としての友情が芽生えていた。
そしてこの長い旅はキミにとってもとても思い出深く、重要なものであった。何よりキミ自身を成長させる、苦しくも楽しい旅でもあった。
そしてキミたちは一つの答えにたどりつこうとしていた。
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「で、やっぱりココがすべての原因だというのか?」
そう言ったのは『クロス』。
「まさか、ココだとはな……さすがに盲点だったな」
『あいつ』が告げる。
キミたちは少し離れた丘の上から【キルト大聖堂】を見つめていた。
その巨大な建築物、そのすそ野に広がる広大な森、今は夕暮れが迫り、すべてを赤々と照らし出している。その時、大聖堂の一室がフラッシュを焚いたように一瞬まばゆく光った。
窓にあふれた光はチカチカと瞬き、それから流れ星のように尾を引いて西の夜空へと飛んでいった。それからまた別室で光がきらめき、同じように銀色の尾を引き、今度は東の空へ。その光は何度も何度も瞬き、そのたびに流れ星が各地へと飛んでいくのが見えた。
「まさに、アレだな……お前の読み通りだったじゃないか」
とクロス。
「まさかここが元凶だったとはな。ここで異世界の魂が召喚され、誰のモノとも知れぬ肉体に封じられ、ここからばらまかれている」
『あいつ』はケッというような短い笑い声を発した。
それこそがこの世界の秘密だった。
それこそが旅路の果てに得た答えだった。
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「それで……キミはどうしたいんだ? 今の私たちなら、この大聖堂を破壊することもたやすい」
『あいつ』はキミの意志を、キミの想いを確かめるようにそう尋ねる。
「それとも……この大聖堂とともに全く新しい世界を作ってみるか? 今の我々なら十分可能だ」
『クロス』は期待を込めたような、崇拝するような、そんなまなざしをキミに向けている。
二つの質問、二人の問いはまるで正反対のように見えるし聞こえる。
だがキミにとって、それは同じ一つの問いだった。それはつまり――
『キミはこの世界をどうしたいんだ? キミはどんな世界を作りたいんだ? キミの『想い』とはいったいなんだ?』
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かつてのキミなら戸惑うばかりだったろう。だが今は違う。
『あいつ』と『クロス』と共に、この世界を旅してきたキミだ。
キミは二人の視線をまともに受け止めた。
キミの胸には、キミの心には、その【想い】が形作られている。
あとはその【想い】を【具現化】すればいいのだ。
キミの胸にあったのはどんな答えだろう?
だがキミがその答えを口にしようとしたとき……
あの【大司教】が突如として目の前に出現した。
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その【大司教】は長く伸びた顎髭を撫で、スッとその邪眼を開いた。
「去れ、次元を渡る悪魔よ、この世界から消えるがいい!」
足元に突如として魔法陣が展開し、キミたちは光に包まれた。
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ちょっと荒いですがこんな感じを考えてます。
補足説明はまた明日追加します。
ポイントはいきなり三年が流れたことですかね(笑)