二転三転したけれど、最初にこうしようと思った形に戻して公開しそうです。
元々、エーデムリング物語3は、三部作で考えていたんですよね。
アルヴィの子供であるジュエル、メルロイの子供であるファセラ、セルディの子供であるイリス、この三人の物語がそれぞれあって、訳ありの三人が旅をする話になる予定でした。
【漆黒のジュエル】【蒼白なるファセラ】【彼方へ】とタイトルをつけていました。イリスだけ色なし(笑)それにも理由があるんですけれど……。
イリスは、物語の主人公格なんですが、他の二人はというと、「親の因果が子に報い‥‥」的な運命に翻弄されて終わるので、実は他に主人公を立てていました。
【漆黒のジュエル】を読んだ人はわかると思いますが、実は、ジュエルはキーパーソンではあるけれど、主人公ではない。主人公は、母親のエリザであり、彼女の子離れストーリーでした。
ところが、ジュエルの立場で作品を読んでいる人からすると、子供が命だったはずの母親が子供を諦める話???? ってなってしまい、批判もかなり出てしまいました。
そこで、大いに加筆したりして、さらに【銀のムテ人】書くことになり……と、私に撮っては災い転じて福となった作品なんですけれど。
より救いのない二作品目を書くことに躊躇してしまい、何年もすぎてしまったわけです。
……が、こうして時間が過ぎてしまいますと。
読まれて批判を受けるよりもまず、読んでくれる人がいるんだろうか? って方が心配でして。(笑)
こうなってしまっては、元々書こうと思ったものを書いた方がいいんじゃね? って気になってきて、今現在執筆中です。
でも、大変、時間が経ち過ぎて、何書くんだか忘れてしまったわ。
昔書いた出だしの部分に比べて今書いている部分の情けなさ。(笑)