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Web小説なんて中身のないスッカスカ、とは言わせません。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881145538/episodes/1177354054887863790

Web小説は文学ではないのでしょうか?

それに対する私の返事は『いいえ』です。
芥川賞作家の又吉直樹先生が
敬愛してやまない日本の文豪の短編は、
バリバリのWeb小説です。
そして同時に文学でもある。

この人のテクニックを踏襲すれば、
文学作品が何十万部もWeb小説並に売れまくり、
歴史に名を残す文豪という名誉まで付いてくる……はず。

というエッセイの続きを更新しました。
何か急にスイッチが入って
書きました。

私は方法論だけ、ここで書きます。
でもね~。
自分でそれが出来るかどうかは、また別の話。
だから、これを読んだ人が誰かやってくれたらいいな~
と、思っています。

Web小説って、文学書く人からも読む人からも
どこかで小バカにされ続けてるの、
嫌なんですよ。
本当に。

5件のコメント

  • お帰りなさい。
    今年のうちにお会いできて嬉しいです。

    マンガも黎明期には文学から下に見られていましたが、今や世界に誇れるクールジャパン。それどころか今や出版業界は、マンガがなければ立ちゆかないありさま。
    このどこがずっと何か……新しい表現を見下しているような態度が、文学の衰退を招いている一つの要因かもしれません。

    どんなものであれ、読者の心を掴むものが常に正しい。
    消費者は移り気で、時代は変わりゆくものだけど。
    真の文学は、普遍の領域に手が届くもの。
    古びることなく読み手の心を掴み続ける。

    太宰はすごい!

    続きを楽しみにしています。
    自分も頑張ろう。
  • ふらっと帰ってきて言いたい事を言うだけの私を
    いつも温かく迎えて下さって
    ありがとうございます。

    私はWeb小説畑の人間ですので
    文学界の先生方は
    どこか遠い世界で私の全然知らない事を何かやってる
    偉い人達なんだろうな~と、
    思っています。
    この乖離に対して危機感を抱いている
    お偉いさんが文学界にどれだけいるのか
    大変疑問に思っています。

    太宰治は天才ですが
    一般大衆の手が届く所にまで
    下りてきて文学を書いた稀有な人です。
    きっと彼は自分の作品をたくさんの人に読んで
    欲しかったんでしょうね。

    灰色さん。
    一人の人間にとって嘘偽りのない真実が、
    万人にとっての真実です。
    それが普遍というものなんじゃないでしょうか。
    ですから、誰に何と言われようとも、
    あなたにとって嘘偽りのない物語を書いてください。
    そして発表してください。

    あなたが届けようとしている何かを
    必要としている人がいるはずです。
    それが作家の仕事です。
    頑張れ!

    ……って、実は私。
    灰色さんって単なる偽名で、
    本当はもんのすごく著名な作家さんなのでは? 
    と、思ったりしています。
    頑張れ、なんて失礼でしたら多謝願います。

  • 坂東さん

    新年、あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願い申し上げます。

    >本当はもんのすごく有名な作家さんなのでは?

    いえいえいえいえいえいえ×10

    失礼なんてとんでもない。
    自分は正真正銘、昔本屋に勤めていたことがあるだけの何の結果も出していないただのひとですから。
    もっと精進せねばなりますまい。

    ただ、自分の目的は
    「カクヨムさんからの作家デビュー!」ではなく、
    「カクヨムさんからの書店復興」
    本屋がなくなってしまったら、作家さんの未来は閉ざされてしまいますから。
    そのために自分ができることをやりたいと思っています。


    話は変わりまして

    『駆け込み訴へ』
    amazonで無料でダウンロードできたので、電子書籍版で読みました。

    一度最後まで読んでから最初に戻ると
    「……いや、ひどいのはあんたのほう」
    と言いたくなります。

    愛するひとから
    「そのものは生まれてこなければよかった」
    なんて言われたのは確かにひどいけど。
    罪を犯したあとならともかく。
    罪を犯す前に。

    それでふと思ったのです。
    これは聖書の物語が原作で、太宰が独自の解釈で作品としたもの。

    「……これって二次創作では?」

    そういえば中島敦も沙悟浄を主人公にした西遊記を書いていたはず。

    太宰治や中島敦の文学を受け継いだのは、文学界のえらい先生がたではなく、
    実は腐女子と呼ばれる女性たちなのでは? と気がついて目からウロコでした。


    お忙しいかと思いますが、くれぐれもお身体には気をつけて。
    2019年が坂東さんにとって実り多いものとなりますように……





  • ……いちばん大事なことを書いてませんでした。

    「応援、ありがとうございます!」

    長文、失礼いたしました。


  • あけまして、おめでとうございます。
    本年も灰色さんと、こうしてお話しできることを
    楽しみにして地道に更新を続けたいと
    思っています。
    こちらこそ、どうぞ宜しくお願い致します。

    また、思いがけなく
    『こんな時には、こんな本』にレビューを書いて下さり、
    ありがとうございました。
    あんな書きなぐりの読書感想文を『作品』だと
    評して頂き、とても感激しています。

    連載中のエッセイに太宰治の作品を
    取り上げたものですから、
    太宰治に関する情報提供として、
    こちらのエッセイも再掲載した次第です。

    本屋どころか、図書館にすら置かれていない本なども
    ご紹介しています。
    灰色さんにレビューを書いて頂いたことで
    私が大好きな数々の本や作家に
    興味を持って下さる方がいたとしたら嬉しいです。

    それから、
    灰色さんは現時点では
    出版こそされていないかもしれませんが、
    出版社を介した著者物がないから自分は作家ではない、
    という認識は間違っていると思います。

    私にとって灰色さんは敬愛するに値する作家さんです。
    更新する際には、
    灰色さんに読んで頂いても
    恥ずかしくない内容になっているかどうかを、
    自分自身に問い質します。
    そういった方の存在が書き手を育ててくれるのでしょう。
    あらためて御礼を申し上げます。

    灰色さんが指摘されているように
    太宰治は二次創作をちょくちょくやっていましたね。
    有島武郎が『愛は惜しみなく奪う』という
    評論を発表すると、
    自分の散文集の一冊の中で『惜しみなく愛は奪う』と
    呟いてみたり……。

    しかも、太宰治のフレーズの方が
    『愛』が持つ驕慢さや暴力性が
    強調されているという……。
    一次創作を上回る良質な二次創作を
    やらかす質の悪さを存分に発揮している太宰治。

    そんな太宰治や中島敦の系統を
    BL作家が踏襲しようとしている、という
    灰色さんのコメントに
    私は衝撃を受けました。

    全く考えてもいなかったことだったからでした。

    灰色さんに
    どのようなお返事をしたらいいのか
    言葉がまるで見つからず、
    今日もお返事が書けない、出来ないと
    頭を抱え続けていました。

    そして、今日になってふと思い至ったことが
    ありました。
    私はBL小説という性愛をテーマにした
    エンターテイメント小説を通して、
    性愛を掘り下げていった先にあるはずの
    『聖』を書きたいんじゃないか
    ということでした。

    それが今の私の実感です。

    BL小説が文学であるか否かという議論は
    正直言ってどーでもいいです。
    太宰治は芥川賞などといった文学賞からは
    全く見向きもされなかった作家でした。
    それでも彼の書いた小説は
    これからも延々と人々に読まれ続けていくでしょう。
    私は、そういう書き手になりたいのです。

    カクヨムでは小説の掲載はしていませんが
    エブリスタに発表の場を移しまして、
    現在は手塚エマの筆名で、
    いろいろと書きたいものを書きたいように
    書いています。

    たま~にツイッタ―でも呟いていますので
    絡んで頂けましたら嬉しいです。
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