雨伽詩音

▪️創作百合散文詩「メリュヴァン・レディオールの夢魔の悪戯」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894990634/episodes/7667601419985542290
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25966275
創作百合の小悪魔の美少女×大人の病弱女性の創作百合散文詩です。
作業用BGM:OLAFUR ARNALDS & ALICE SARA OTT/The Chopin Project

イメージとしてはやはりドガがベースにあったのですが、安曇野ジャンセン美術館を旅した折に見た、ちょっと病んだようなバレリーナの少女がイメージとして頭の中にあって、両者を掛け合わせたような作品になりました。
後述するようにここのところファムファタールな女性/少女のイメージが私の中に根を張っていて、それは遡ると先月再読したやなぎみわ『フェアリテール　老少女綺譚』もベースになっているような気がします。

やなぎみわ『フェアリーテール 老少女綺譚』『WINDSWEPT WOMEN 老少女劇団』を読む
https://kakuyomu.jp/works/16818792437652297915/episodes/16818792440463544403


▪️創作BL掌編「或ル王国ノ天使タチ」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885835171/episodes/822139836382471590
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26038545
プラトニック・ラブな美少年同士の創作BL掌編です。
毎回お世話になっている市販薬の容器が瓶素材からプラスチック素材に変わってしまったのを惜しみ、奈良原一高「王国」・中川多理の初期作品への朝吹真里子風に言うところの「応答」として書きました。
作者はしていませんが、完全にフィクションとしてのOD描写・死ネタ・病み描写を含みます。
作業用BGM：森ゆに/山の朝霧

命の母ホワイトの瓶がガラスからプラスチックになってしまったのを惜しんで書いた掌編です。ガラス瓶は処分する前だったので、わざわざとっておくことにしました。アンティークの薬箱のように、ガーゼなどと詰めて飾りたいと思っています。
少年たちのいる施設のイメージは、ルシール・アザリロヴィック『エコール』のイメージをお借りしました。
中川多理の初期作品の写真集も今年の初めに読んで、当時通い詰めたパラボリカ・ビスでの彼女の展示などを思い起こしつつ綴りました。
中国の桃娘などのイメージも借りつつ、少女ではなく、甘い毒に溺れてゆく美少年たちというのも耽美でいいなと思います。
奈良原一高「王国」については二編ほどエッセイを書いたので、ご参照ください。
2025.09.20-21　奈良原一高『王国』に寄せて
https://kakuyomu.jp/works/16818792437976381865/episodes/766760142004237090

奈良原一高「人間の土地/王国 Domains展」図録を鑑賞して
https://kakuyomu.jp/works/16818792437652297915/episodes/7667601420270444075

▪️創作男女掌編「春風は芍薬の香気を纏って港へ届く」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885835171/episodes/822139836445903706
文筆家の美青年×ファムファタールな美女（本命は別の画家の男）というちょっと浮気性な創作男女SSです。全年齢向けですが死ネタが含まれるので注意です。耽美的な大人の恋愛ものがお好きな方に読んでいただけるとうれしいです。
作業用BGM:Old Snake(MGS4 OSTより）

散文詩に引き続き、またファムファタールなイメージの女性を描きたくて書きました。ドレスのモティーフとなったのは、Ralph Laurenの「Camryn チョークストライプ フランネル デイ ドレス」です。
ここのところ資料収集ばかりしていて、なかなかそれらを活かせていなかったので、かねてからモティーフとしたいと思っていたより「稀覯本コレクター」という表象と組み合わせて書くことにしました。
突発的に詩のように書き始めた一編ですが、思いの外ストーリーがある話になりそうだったので改行をした小説という形を取ることにしました。
今後とも日々の情報収集を欠かさないように励んでいきたいと思います。