上野の西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニズム展」を観てきました。
小さくて緻密な絵を照らす、観客を拒絶するような仄暗い照明に挑戦してきました!(その後、目が痺れたw
不勉強なもので、富士山とか美人画の見事に構図の整った昔の巨匠というイメージだったのですが、本物を観たらあまりに衝撃的な面白さ。印象が変わりました。
北斎、マジやばい!
現代にいても、間違いなく売れっ子!
「北斎漫画」というイラスト集は当時のベストセラーだそうです。
幾何学や遠近法を駆使した、今まで誰もやったことのない大胆不敵な構図。
鬼や妖怪や猛獣も描いても、どこか茶目っ気のある愛らしさ。
神がかるまでに確かなデッサン。
凄すぎる! この人はモンスターだ!
手塚治虫や、鳥山明の絵が脳裏に浮かびました。
ゴッホは忠実に、ルノワールはさりげなく、モネはくり返し、北斎の技をキャンバスに再現しようと試みます。
観に行って良かったです。
追記
展示してなかったけど。
「雪中虎図」って、雪がはらはらと降るなかを、虎が走りながら横目でこっちを見てるんだけど、めちゃめちゃ可愛いの! 猫バスみたいだよ(^-^)