• 詩・童話・その他

お婆ちゃんの話

お婆ちゃん、という存在に強く憧れている。
人に「将来の夢は?」と聞かれたら迷わず「素敵なお婆ちゃんになること」と答えるだろう。
それが3歳の頃から変わらない__厳密にはステラおばさんだったが__私の夢。

私は諸事情親戚関係というのがない(あるにはあるが、絶縁状態に近い)
だからなのか、絵本や小説、エッセイに出てくるお婆ちゃんがとても好きだ。

静かで優しいお婆ちゃんも
厳しいけど身内には情の厚いお婆ちゃんも
少しおせっかいだけど、ずっと面倒見てくれるお婆ちゃんも
主人公の大好きなお婆ちゃんという存在が凄く好き。
(逆に、嫁姑のバトル漫画的な作品は滅茶苦茶苦手)

ないものねだり、と言われても仕方ないだろう。
でも、そうありたいと願ってしまう。


小さな日本家屋で、裏の小さな庭で何種かのハーブと木苺を育てて、
ジャムを作ったり、刺繍をしたり、ロッキングチェアを揺らしながら本を読んだり、ナンプレを解いたり、子供にお話を聞かせたり、縁側でお茶を飲んだり。
そんなゆったりとした老後を過ごしたい。
なるべく身内には迷惑かけたくないから、もし子供がいたとしても、介護などの迷惑は絶対かけたくないから、なるべく健康でいたいし、もしもの時のたくわえもしておきたい。

だから、今は老後に向けて頑張るの。
無理せず、お婆ちゃんになったらほそぼそと語れるくらいの、
そのくらいを心がけながら、今を楽しむの。

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