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Syuon様へ 二便目

参加ありがとうございました!

6件のコメント

  • ちょいと長くなりましたが、こんな感じでどうでしょうか?

    例の如く、会話の整合性なんかは気にせずに思うままにやっちゃってくださいましね。
  • 「よう、お邪魔するぜ井上君。……井上君で合ってるよな?」
    『そうですが……あなたは誰ですか?』
    「ああ、すまん、名乗っていなかったな。俺は氷月だ、状況が全く呑み込めていないだろうが、とりあえずよろしく頼む」
    『はあ……』
    「ホントならアポの一つも取ってから訪ねるべきだったんだろうが、まあ許せ。……といっても、ここはお前の夢の中。アポなんて取りようもないんだがね」
    『夢?どういうことですか?』
    「まあ、落ち着け。順を追って説明してやるから。まず、お前は今眠っていて夢を見ている状態だ。で、俺はある力……まあ特殊能力だか超能力だかだと思ってくれていい。ともかくそれを使って、お前の夢に干渉しているというわけだ。オーケイ?」
    『超能力!今、超能力って言いましたよね?あなたはそれをどこで――』
    「もう一度言うが落ち着け。確かにお前からすれば、超能力だの異能だのってのに憧憬はあるだろうが、たぶん俺のこれは、お前の考えているそれとは別種のものだと言っておく」
    『別種……?何だ、俺が求めている物とは違うのか』
    「ああさて、ほどよく状況を理解してもらったところで、そろそろ本題に入らせてもらいたいんだが?」
    『本題って、一体何をするんですか?』
    「身構えなくてもいいさ。君はただ、こちらの質問に答えてくれればいい。そら、簡単だろう?」
    『……分かりました。それなら』
    「てなわけで、まず一つ目だ。先ほど少し触れたが、お前が超能力を信じるようになったきっかけは何だったんだ?送付資料によると、幼少期の出来事がきっかけだと聞いてるが」
    『はい、小学生の頃です。駅で電車を待っていたら、向かいのホームに現れた駅員が線路上の傘を……その、超能力で浮き上がらせて回収したんです』
    「幼心にそんな光景を見せられたら、印象に残るのも無理はないわな。今は自分が駅員として勤務しているわけだが、それもかつての思い出が影響してるのか?」
    『そうですね。実家は田舎で駅までは遠くて、暫くして超能力のことは忘れてしまったんですが、高校卒業間近の就活中に、ふと思い出して』
    「そうか。で、駅勤めはどうだ?楽しんでるか?やりがいはあるか?それとも、ただただ憂鬱か?」
    『やりがいはありますが、やっぱり覚えることが多くて大変ですね。先輩にどやされることも多いですし……』
    「入って早々で余裕なんてないか、そりゃそうだわな。俺は駅員って仕事に詳しい方ではないんだが、普段はどんな事やってるんだ?」
    『有人改札では道案内からICカードの処理まで、ホームでは列車の安全確認から喧嘩の収拾まで。終電後の見回りでは派手に酔っ払った客のお世話です。駅員は泊まり勤務なので、駅の中にはお風呂やキッチンや仮眠室などが揃っています。余り知られていませんが』
    「へぇ、改札以外にもいろいろあるもんだな。勉強になったわ。ちなみに、駅員用の備え付けのベッドは、起床時間になるとギミックが作動するなんて話を耳にしたことがあるんだが、これは事実か?」
    『事実ですよ。設定した時刻になると、体の下の空気袋が膨らんで強制的に体を持ち上げて起こすんです。正直、目覚めは良くありませんね』
    「はは、そりゃ目覚めは最悪だな。二度寝の心配はなさそうではあるが。俺は目覚めは悪い方でな。できれば一つ欲しい位だ」
    『本当ですか?余りオススメはしませんよ』
    「本気にするなって、冗談だ。一度体験してみたくはあるが、毎日はご免被る」
    『俺は、ほぼ毎日体験しているんですが……』
    「さて、ここからがメインディッシュだ。今君は体調を崩して寝込んでいるらしいが、どうもキナ臭い雰囲気がプンプンしてるらしいな。差支えない範囲で、経緯や現状を話してくれるか?」
    『就業中に突然意識を失って……。その後、『第一世代』とか『覚醒の日』とか妙な言葉が聞こえてきて、とにかく気になりますね。俺の体に何が起こっているのかも分かりませんし』
    「気になるワード目白押しだな。だがまあ、種明かしは後のお楽しみにしておこうか。ここでバラすのは興ざめだろうし、続きは本編でってな」
    『本編?何の話ですか?』
    「いや、気にするな。壁をすり抜けて別次元に言葉を届けていただけだ」
    『……?』
    「っと、そろそろ時間だな。お前の意識の覚醒が近いらしい。最後に、今後の意気込みでも語っておいてくれ」
    『意気込み……か。とりあえず超能力の謎を解明したいですね。駅員としてのスキルアップも勿論ですが』
    「うい、お疲れ。夢の中とはいえ、体調が悪いのに押しかけて悪かったな。縁があればまた会おうや」
  • 出来ました!今回も宜しくお願い致します!
  • こちらの受け答えを微修正して公開しました!

    ちなみに、大阪駅周辺はわっちの遊び場で、つい最近まで篠山口駅の近くに住んでたんで、個人的にはクリティカルでした。
  • 確認しました。大丈夫です、ありがとうございます!

    篠山口駅近くに住まわれていたとは……!しかも大阪駅周辺が遊び場!
    作品とのまさかの一致に感激しています!

    改めまして、プロット作成ありがとうございました!
  • こちらこそ、参加ありがとうございました!
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