「別にしゃべってはいけないという決まりではないからな。ただ、うるさくするのはマナー違反なだけだ」
「ソウナンダ......鉛筆ヲ持ッテ、ノートニ書キ込ンデイル人モイルケド、オ勉強モイイノ?」
「ああ、静かな図書館は勉強にも最適だからな」
「ヘエ......デモ、チョットノ話シ声デモ気ニナル人ハドウスルンダロウ......」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918714685/episodes/1177354054919102291こんにちは、オロボ46です。
今回は図書館を舞台にしたエピソードとなります。
「遠ク離レタトコロカラデモ、返却デキルカドウカヲ試スッテコトナンダネ」
とある検証をするため、図書館にやって来た老人と“変異体”と呼ばれる化け物。
ふたりが手分けして借りる本を探す時、
老人は、泣いている女の子を見かけた。
変異体の少女は、奇妙な本を見つけた。
その本がもたらす出会い、そして、検証しようとしたふたりが導き出した答えとは。